っっj

村に戻り、適当に村娘達とHした後、アリシアと一緒に料理を作る。

こいつもいい女になってきたな。食べ頃だぜ。食べてるけど。

それから、村の森を整えてから、アリシアに訓練をつけて、

4日ほどダラダラして帰った。


「学校に行くわよ。」


「はい?」


「貴族学校よ。」


「なんですかそれ?」


「貴族の子女達が通う学校よ。2年だけだけどね。」


「そこに行って意味あるんですか?」


「毎日、友達と会えるわ。」


「授業とかは?」


「ないわよ。そんなの。テストがあるだけよ。」


「普通の貴族は何しに行くんですか?」


「人脈づくりと婚約者づくり。」


「遠いんですか?」


「近いわよ。家から通えるわ。」


「まあ、ここら辺が一番安全ですからね。」


「そういうこと。それで、リュウも名誉騎士だから通えるってわけ。」


「そんなの通ってどうするんです?」


「毎日、友達と遊べるのよ。最高じゃない。ずっと楽しみにしたのよ。」


お嬢様のテンションがおかしい。相当楽しみなのだろう。


「それって、入学試験とかあります?」


「もちろんあるわ。それでクラスが配属されるもの。」


「授業ないのに、クラスなんて分けてどうするんです?」


「色々、行事があるのよ。その時に使うの。」


「へ〜。頑張ってくださいね。」


「あんたも来るのよ。」


「嫌ですよ。めんどくさそうですし。僕には狩人という大事な仕事があるんです。

名誉騎士として、民を守らねばいけません。」


「あんたが昼寝してる時間に学校に行けばいいのよ。」


「結構近いんですね。」


「そうよ。それに、あんたも最近暇って言ってたじゃない。」


「僕は平穏が好きなんです。僕みたいな奴が学校に行ったら、絶対絡まれますよ。」


「いいじゃない、その都度ボコボコにすれば。」


「嫌です。僕だけが恨みを買うじゃないですか。」


「これは決定事項よ。お父様にも許可は取ってるわ。」


「なんで、村を救った英雄が学校に通うんですか。僕が教師ならまだしも。」


「大丈夫よ。リュウ。きっと友達できるわ。」


テンション高いな。最近余裕ができたのはいいけど、元気すぎるな。

俺の友達と言ったら、ノーリー君と後、誰だろ?


「といううか、中途半端な季節にやるんですね。」


「騎士の引き継ぎと一緒にやらせて、いろいろなことを経験させるためよ。」


「なるほど。」


「それで、入学試験はいつなんです?」


「明日よ。」


「そんな急なんですか。なんで教えてくれなかったんですか?」


「リュウにテストで勝つためよ。」


まだ、根に持ってたのか。


「分かりましたよ。」


ーーーーーーーーーーーーーーー


翌日、馬車で30分揺られたら、学校があった。結構近いな。


「それじゃあ、お互い正々堂々テストしましょうね。」


「そうですね。」


無駄に自信に溢れている。過去問とか解きまくってるらしいからな。

卑怯だな。


テストはこの前と同じ6科目だった。

テストは終わり次第、次のテストを受けることができる。

そして、もう一つの選択試験が存在する。

戦闘試験と礼儀試験。

おれは戦闘試験。

お嬢様は礼儀試験だ。


「てめえが串刺しか。」


一番に試験会場に行くと

ガタイのいいおっさんが話しかけてきた。


「おっさんは?」


「ここの教師だよ。ちなみに試験官でもある。」


「おっさんを殺せば100点もらえるってことか?」


「そんなわけねえだろ。俺に一発当てたら100点くれてやる。」


「分かった。その首いただくぞ。」


俺は一気に距離を離れ、収納袋から魔法弓を取り出して、ブッパする。

かなり、速射したが全部剣で守られた。やっぱり結構強いな。


「これで終わりか?」


煽られた。


「いや、本気で行く。」


槍を取り出して、突き。

自分にとって最高のツキをお見舞いする。


1時間は戦い続けた。

途中から、俺は守りに徹したから、持久戦になった。


「分かった100点をくれてやるから、もういいぞ。」


「まだ勝負はついてないだろ。」


「分かってるだろ。お前が守りに徹したら、俺には崩せない。そしてお前は攻撃に転じる事ができない。これから他の奴らもテストせねばならん。正直疲れた。」


「俺の勝ちって事でいいか?」


「そうだ。お前の作戦勝ちだよ。」


「よし。おっさんあんたの負けだ。」


「いちいち、言うな。」


完全勝利宣言して、試験会場を後にした。

お嬢様のバッタリ再開する。


「どうでした?」


「まあまあね。」


自信満々に言った。


「僕もです。正直、今回は自信ありません。」


「そうなの?まあ私もそこまで自信はないわ。」


自信満々に言った。


「入学できたらいいですね。」


「そうね。」


3日後、試験発表の時


第一位 リュウ 700点

第二位 ジョセフィーネ様  698点

      ・

      ・      

      ・      

      ・    

      ・

「あれ?意外にいい点数でした。お嬢様は何点でした?」


お嬢様は悔しくて、顔を真っ赤にしている。


「僕が、教科書作ってるんですよ。僕も点数が上がるに決まってるじゃないですか。」


「それでも!!」


「負けて欲しかったんですか?」


「違うわよ!!」


上位5位は4大公爵のご令嬢と俺だった。

どうやら試験上位5人は最上級のクラスらしい。


「良かったですね。みなさん一緒で。」


「そうね!!」


怒ってるな。


「今日はお嬢様の好きなハニートーストを作りますよ。」


「ふん!!」


どうせ、甘いもん食ったら機嫌良くなるだろ。

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