いいい
「ゴブリンワイズから殺すか。」
俺は、現場から一度離れて、ローブの魔力を使い隠蔽でゴブリン達からの意識から外れる。その隙に魔力回復薬をがぶ飲みして、魔力を回復する。
木の上から、勘付かれないように魔力を使わずに矢を使って、ゴブリンワイズの脳天を貫く。
「よし。」
他に遠距離攻撃ができそうなやつも狙撃していく。
所詮はゴブリンの親戚、俺の隠蔽を見破れねえよ。
最後にはゴブリンの魔王の近くにはゴブリンウォリアー達になっていた。
「悪いが、俺は学習する男でね。狩人のやり方で殺させてもらう。」
昔、オークを逃して、村を襲わせてしまったことを思い出す。
今、ゴブリンウォリアー達に要塞を攻撃されたら、ひとたまりもない。
なので、ウォリアー達がゴブリンの魔王を守っていることを利用する。
「魔王を殺すふりして、お前ら皆殺しにしてやるよ。」
狙撃しては、隠蔽を使い移動する。魔力がなくなったら、魔力回復薬をがぶ飲みする。
この単調な繰り返しを3時間続けた。
「ようやく、お前だけになったな。」
残すは魔王一匹のみ。近くにはゴブリンウォリアー達の死体の山だ。
「じゃあな。」
慢心せず、隠蔽を使いながら、狙撃で殺した。こいつの強さはただのゴブリンだしな。
こいつの死体を収納袋に入れて、村へ全力で戻る。
「どうか、要塞が壊れてなでくれよ。」
俺は成功の合図である、小さい花火2発を魔法弓を使って、空につくる。
村で要塞を見てみると、あと少しで崩れるんじゃないかというぐらいにボロボロになっていた。
「ギリギリだったな。」
魔王が死んだことで、ゴブリン達と他の魔物が敵対した。結果、俺たちは要塞の修繕にのみ全力を費やし、オークやオーガは俺とアリシアパパが殺しまくる。
完全に夜になり、周りに村人以外に動くものはいない。
どうやら、戦争に完全勝利したらしい。
俺は、それを確認したあと、気絶した。今回は、最後までやり遂げたんだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「知ってる天井だ。」
アリシア家の天井だ。
あれ?ゴブリン達に破壊されたはずだが。
「起きたの?リュウ?」
アリシアが俺の寝ている布団の足元で寝ていた。
「起きた。俺は何日寝てた?」
「2週間だよ。」
「2週間か、よく俺生きてたな。すごいお腹が減った。なんかあるか?」
「うん、ご飯作ってくるから、待っててね。」
2週間か。すごいな。普通人間は3日水を飲まなかったら死ぬのに。
異世界最高。といううか体が無茶苦茶重い。お腹もすごい減ってる。
30分後アリシアはお粥みたいなものを作ってきた。
「アリシアの両親はどこ行ったんだ?村の復興を手伝ってるよ。」
「そうか。それより、アリシア食べさせてくれないか、体が重くてな。」
「うん。」
アリシアに、ご飯を食べさせてもらい。ゆっくり咀嚼する。
「美味しいな。料理上手くなったんだな。」
「うん。リュウは美味しいもの好きだから。」
「そうだな。」
俺はご飯を食べきって、少し体力が戻ってきた。
だからだろう、無茶苦茶ボッキしていた。
「え!」
俺もアリシアも9歳。
しかし、異世界の人間は成長が早いので日本では12歳ぐらいだな。
そんな俺は意外に巨根で最大時20cmはある。
「アリシア、治めてくれ。」
「え!?」
「どうせ、お前アリアさん達が夜やってることを隠れて見てるんだろ。」
「なんで知ってるの!?」
アリアさんのお腹大きくなってたし。
「いいから、それをやってくれ。俺は今動けないんだ。」
アリシアは渋々、俺の指示に従った。
一応、避妊の魔道具を収納袋から取り出させたが。
幼馴染との看護Hは感慨深いものがあった。
それから2日間、アリシアに看護してもらいながらHした。
騎士達が俺に手紙を送ってきた。
お嬢様からの手紙だ。内容は無茶苦茶怒ってる。
「要は甘えん坊なお嬢様が、俺と速く会いたいってことだろ。」
復興は騎士達に任せて、超特急で街に帰ることにした。
無茶苦茶足が速くなってた。試練を乗り越えたからだろう。徹夜せずに一日でついた。
夜、宿でお風呂に入ってから、上がると、部屋にはお嬢様が待っていた。
「あれ?後で向かおうと思ったのに、もうきてたんですか?」
「すぐ来なさいよ。何お風呂に入っているの。」
「マナーですよ。汗臭いですからね。」
「それで、今回は魔王を倒したらしいわね。」
「そうですね。今回は無茶しませんでしたよ。」
「本当かしら?」
「本当ですよ。」
お嬢様の説教は3時間続いた。
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