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ここら辺の盗賊は人攫いはしないらしい。

人攫いをすると、騎士達が動き出すから。雑魚しかいなかった。

冒険者の落ちこぼれがここら辺で盗賊をやってるらしい。だから雑魚しかいないのか。

貯まった金で買ったものは魔道具。ダンジョン産らしい。

買った魔道具は魔力を通すと冷たくなる石と、熱くなる石。

公爵の厨房にあった、ずっとほしいと思っていた、魔道具。

どちらも100万リンもした。ふざけんな。これを使って、アイスクリームとか作りたい。

シャーベットができたが、ジョセ達は美味しそうに食べてた。


「海とか良いですよね。」


「海?」


「海の食べ物を探したいです。」


「遠いわよ。1月はかかるわ。」


「結構遠いですね。」


「森を縦に突き抜けたら、1週間で行けるらしいけどね。」


「森の無茶苦茶奥に行かないといけないですか。嫌ですよ。」


「ダンジョンの中にあるらしいわね。海エリアが。」


「本当ですか?行ってみたいです。」


「ちなみに25階層らしいわよ。」


「それってどれくらい深いんですか?」


「人によっては一生到達できない深さね。今のリュウなら14階層が限界じゃないかしら?」


「そうですか。まあ、いつかにしときますよ。僕がいないと寂しがり屋さんが泣きますからね。」


「そうね。フィーネは甘えん坊だから。」


「そうですね。マーク君も甘えん坊です。」


「兄弟だから似てるのよ。」


「確かにそうですね。」



翌日、俺は武器屋に冷やかしに行くと、すごい弓を見つけた。


「これはなんですか?」


「これは魔法弓だ。魔力を矢にして、いくらでも射撃できる。」


「魔力に敏感な魔物には効かない無用の長物ですね。」


「そうでもない。魔力消費量が少なくも多くもできて、威力も調整できる。

もちろん限度はあるがな。」


「つまり、雑魚敵殲滅用でしょ。でもほしいですね。雑魚を狩る時すごい楽そうです。」


「2000万リンだ。」


「高すぎますよ。まけてください。」


「そうでもない。ダンジョン産の武器だからな。これぐらいはする。」


「そうですか。一応保留しといてください。」


100万リンを渡しておく。前金だな。


「2月待ってやる。」


「任せましたよ。」


稼ぐために更に森の奥に行く事にした。

狙うは赤熊。パワー系の魔物で耐久力、回復力も尋常じゃない。

しかし、勝てない相手でもなかった。

着々と強くなってるからな。俺。弓で貫けそうになかったから、隠蔽のローブで近づいて、全速力で頭を貫く。普通に殺せた。

こいつ1匹で10万リンになるから、美味しすぎる。

収納袋も2つにしたし、たくさん狩ろう。


武器オークの進化系の紫オークも狩っとこう。こいつも5万リンにはなる。

オーガでゆっくり強さを蓄えてよかった。

安全に狩れるぜ。

一月で、2000万リンを貯め切り、魔法弓を買った。


「やっぱり良いなこれ、速射性が尋常じゃない。」


魔力の続く限り、雑魚をすぬほど殺せる。

魔法弓の矢に魔法弓の矢を当てると、小さい花火みたいに綺麗なので、

フィーネ達に見せたら、無茶苦茶よろこんでいた。


「フィーネもやってみたい!!」


「ぼくも!」


「もう少し大きくなてからな、具体的には8歳くらいだな。」


「「え〜」」


二人とも可愛いので、頭を撫でてやる。

キャッキャと喜んでた。

それから、もう一度食事会が開かれただけで、特に何もなく、


気づけば9歳になっていた。

9歳になると、フィーネちゃんが5歳になり、お披露目会が盛大に開かれた。

フィーネちゃんは頑張ってて可愛かった。

俺も一応お披露目会に参加して、ジョセとダンスした。

一応練習しといてよかったな。無茶苦茶、多くの男子に睨まれたが。

フィーネちゃんともダンスした。手が小さくて可愛かった。


「今年は平和でよかったですね。」


「どこがよ。あんた結構大変だったじゃない。」


「そうですか?最近、平和だから忘れてましたよ。」


「少なくとも今年は、平和じゃないわよ。」


「といううと?」


「今年は魔王が誕生する年だからよ。」


「魔王?」


「そうよ。数年に一度、ある魔物から急に現れてはその種類の魔物を統率して、村や町を襲うの。その魔王が今度はうちの領地で現れるの?」


「わかるもん何ですか?」


「高名な占い師が全員そう言ってたの。大雑把にしか分からないけどね。」


「へ〜、ちなみに今年のいつぐらいですか?」


この世界の占い師は、占いのスキルを持った人々で、マジで占いが当たる。


「来月よ。」


「え?すぐじゃないですか。」


「そうよ。だから、リュウも頑張りなさいよ。」


「分かりましたよ。せめて、村の人たちは守りたいですよ。」


先月ぐらいに、ようやく銀2級に上がれたが、銀2級はレベル2の奴らばっかだったので、毎日ボコボコにされてる。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

現在のリュウのステータス


レベル 1


力   :360

身の守り:341

素早さ :602

器用さ :542

魔法力 :404


スキル 

槍術 Gーーー槍を武器にすると、全ステータス極微上昇。

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