っk

レベル 1


力   :251

身の守り:242

素早さ :431

器用さ :321

魔法力 :260


スキル 

槍術 Gーーー槍を武器にすると、全ステータス極微上昇。


「強い奴らとの訓練は身になるな。」


今日は、銀2級への昇級大会が開かれる。

上位10人が銀2級に上がれて、下位10人が銅3級に降格する。

この大会は賭け事の娯楽として、一般の人たちにも開放されている。


「訓練場に出入りしている奴は賭けることができないとか、意味ねえじゃねえか。」


この1月訓練場に通い詰めて、誰が強くて、誰が弱いのかを調べ上げたのだ。

金稼ぎのために。


「ジョセに頼むか。」


一度の賭けで賭けられるお金は10万リン。俺のデータブックを使って、1000万は稼いでやる。

200人前後いるので、大会を素早く終わらせるために、20人一度に乱戦させて、

残った4人が本戦に進む。

ここは、賭けの対象にならない。めんどくさいけど、俺も参加しないと。


「こんなに盛り上がるんですか?」


「さあ?私とフィーネが来るって聞いて、人が集まったんじゃない?」


無駄に賭けは盛況だ。

良し、一儲けできる。


「リュウおにいちゃんがんばってください!!」


「そうだな。できる限り頑張るよ。」



まあ、上位10人に入れないので、俺は予選で負けることにしといた。

真剣にやってる他の騎士が可哀想だからな。


俺は予選第一回戦に配属されてる。20人全員集まったので、審判が試合の軽い説明をする。


「敗北の条件は場外に出る、戦闘不能、相手を殺害、自ら棄権。以上とする!!それでは初め!!」


予選が始まった。なんか全員俺めがけて襲ってくるんだけど。


「大人気ないですね!!」


「お前を倒したら、お嬢様たちに見てもらえるからな!!」


「ノーリー君!!君はそんな姑息な人じゃないでしょ!!」


「そのセリフ。お前に言われたくねえよ!!」


小柄な体と、持ち前の素早さを最大限に活かして、5人は道連れに敗北させた。

俺は場外で敗北となった。


「ノーリー君明日からも頑張りましょうね。」


「うるせえ!!」


ノーリーは一番最初に戦闘不能にしてやった。

俺たち友達だしな。

敗北してから、観客席に戻って、ジョセ達と一緒に観戦する。


「負けちゃいました。」


「しょうがないわよ。みんなリュウのことを狙っていたもの。嫌われすぎよ。」


「逆ですよ。みんな子供で可愛い僕が大好きなんですよ。」


「本当に器がでかいわね。」


「それに、今回はしょうがないですよ。実力通りの結果です。」


「全力が出せたらよかったじゃない。」


「そうですね。それよりこれからの賭けに集中していきましょう。」


「本当にやるの?」


「当たり前です。誰も文句言いませんよ。」


俺は賭けられないので、ジョセとフィーネにかけさせる。

騎士たちも流石に文句言えないだろ。俺が使える裏技だ。


「本戦まで暇なので、お昼ご飯でも作りにいきましょうか。」


「そうね。私も一緒に作るわ。」


「大丈夫なんですか?多分、料理はフィーネちゃんの方がうまいと思うんですけど。」


「大丈夫よ。少し練習してきたもの。」


料理は唐揚げを作った。油を使う料理なので、危ないところは全部俺がやり遂げた。

マヨネーズは卵を使うから、寄生虫が怖くて作れなかったから、いくつかの香辛料を用意しといた。

辛いもの、果実でさっぱり、味をさらに濃くする調味料。


「美味しい?」


「おいしいです!!」


「美味しいわ。少し重い気がするけど。」


「男の子は唐揚げ大好きなんですよ。僕は大好きです。」


騎士の隊長はよほど気に入ったのかアホみたいに食ってた。


お昼ご飯も食べてから、適当にこの世界のボードゲームで遊んでから、訓練場に戻った。


「フィーネちゃん、トーマス10万と言ったら券を買えます。」


「トーマス10まん!!」


「偉いですね〜うりうり〜。」


「フィーネは偉いです!」


「全く、妹にこんなことさせるなんて。」


「問題ないですよ。これも社会勉強ですよ。」


「全く。」


この日、俺は1020万リン儲けた。ボロい商売だぜ。

装備を新調するか。

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