　反省はまだまだ続く……。

　前回のかすみちゃんと賀来ちゃんの絵に続いて、二人のスカートは同じバーバリーのチェック柄です。これはバーバリーチェックのパターン絵を拾ってきて、スカートのそれぞれのヒダの角度に合わせて細く切って貼り合わせています。

え？　どれどれ？　という方はこちらを御覧ください。

https://kakuyomu.jp/users/ikamiro00/news/16817330657044775197

　この切り貼りには変形ツールを使っています。変形ツールとは、現在あるパターンの上に格子（グリッド）状のコントローラをかぶせて、格子の部分に表示されている ○（ノードといいます）を引っ張るとぐいーんと下にあるパターンも変形する、という機能です。

　私はメディバンペイントというソフトを使っていますが、クリップスタジオというソフトには 3D 変形機能があって、オブジェクトの表面に合わせてパターンを貼り付けるということもできるようです。メディバンにはそこまで洗練された機能がないので、私は自力でパターンを伸ばしていきました。

　前回の絵の遠近感（パース）の失敗に学んで、今回は事前に写真などでチェックのスカートの広がり方などを研究しました。左側のかすみちゃんはまっすぐ立ってるだけなので、光の加減も含めて上手に出来たと思っています。

　一方の賀来ちゃんはチェックが満載なので、めっちゃめちゃ労力かかってます！

　特に、賀来ちゃんの歩き出した足にかかってるスカートのヒダは角度を取るのが大変でした。そして、その横のヒダとのチェックの繋がり方が相変わらず不自然になってしまいました……。これは変形ツールでは描ききれないな、と思いました。

　あと、襟のチェックもパースが正しくなるようにグリッドを駆使して貼り付けました。そして、どうしても上手く貼りきれないところは手描きで塗り足しています。

　細かく言うと、賀来ちゃんの襟はバーバリーチェックじゃなくて白黒のチェックなんですけど、そうするとスカートも白黒のチェックじゃないとうまいことコーディネートできないんです。でも、スカートを白黒にしてしまうとちょっと全体の絵が暗くなり過ぎるので、バーバリーチェックにしています。前回の絵のときに言っておくべきだったのに忘れてました <(_ _)>

　作業している間は、なんでこんな苦労しながらチェック貼り付けてるんだろう、手でチェック描けばいいじゃんと思ってましたが、きれいに貼り終われるとやっぱりこのぱきっとした印象は手描きじゃ出ないだろうなと感じます。

　ただ、次回もチェックを貼るかどうかはわかりません _ (_΄∆`)_

　次は（まだあるの？）崇春くんの着物とバンダナについてです。