反省点 2 髪の毛

 雪代さまに最初の添削をお願いするとき、一番気になっていたのは崇春の髪の毛でした。絵を見ていただくとわかりますが、雑で固まった感じの髪になっています。


https://kakuyomu.jp/users/ikamiro00/news/16817330655076740625


なので、まずはこれを相談しました。雪代さまの絵は髪の毛がめっちゃめちゃ細かいんですよ! 雪代さまの絵のような髪の毛を描きたいんです!とお願いしました。


 髪の毛については描き方を丁寧に教えていただきました。髪の毛は細かい束に分けること、束ごとに明暗を入れていくこと、などです。それを学習しながら書き直したのですが、今度はパリッパリの海苔のようになってしまいました。で、これをまた相談しました。お返事として、細かい束になっている髪の毛を大きめの房に分けて、分け目の部分から下の着物の襟が見えるようにしたり、はらりと一条の髪を垂らすと良い、と教えていただきました。


 髪の毛を房に分けるのは、まあ上手く行ったのですが、はらりと一条が難しい! どう頑張っても糸海苔が貼り付けられたようになってしまう! 仕方がないので、枝毛っぽいものを足してごまかしました。そのせいで、崇春くんは生活に疲れていますが、まあ、野宿したり生じゃがかじってるんで、その疲れが出てるんでしょう。


 かすみちゃんも、最初は髪の毛がちがちだったんですが、ふわっとなってる髪や髪の毛の間の隙間を増やしてやわらかい感じを出すようにしました。


 そして、この二人の髪の毛を描いた経験に基づいて雪代さまの絵の髪の毛を研究した結果、髪は線画からきっちり描かなくてはいかん!という結論に達しました。


 そこで百見くんを描くときには、ヘアサロンの写真を見ながら描くことにしました。で、どういうヘアスタイルを見ればいいのかな、百見くんの髪の毛の記述はどうなっていただろうと思って、小説の中を検索してみたら! ……百見くん、真ん中分けじゃん! 全っ然気がついてませんでした!


 その後、「ヘアサロン センターパーツ 男性」と検索して、見つかった写真を参考に百見くんの髪の毛を描き直しました。彼だけ、やたらオサレな感じになっているのはそのせいです。後ろの刈り上げっぽい感じも、前髪ハラリも線画はだいたい上手く行きました。


 あとは雪代さまに教えていただいた髪の毛の塗りのテクニックを駆使して塗っていくのみ! このとき、学習したのは天使の輪の掛け方の大切さです。つむじから同心円状に描いていくと自然に見えます。ようやっと三人目にして髪が成功しました。


 賀来ちゃんも線画からきっちり描きました。ちょうど悪魔っぽいツインテ ウィッグの写真が見つかったので、それを参考にしました。ちょっと固めな感じになってしまいましたが、ツートーンの感じや髪の毛くるりんがまあ上手く行ったので気に入っています。


 そして斉藤くんのスポーツ刈りがまた難しかったです。あのチクチクって感じが出ない……。今のままだとスポーツ刈りよりちょっと長めなんですが、本気で描こうと思ったら点描するしかないですよ! なのでこれでいいことにします。



 髪の毛の描き方で学習したことをまとめると次のとおりです。


 - ヘアサロンのカットの写真を参考にして、線画から丁寧に描く。


 - 髪の毛は中間色を入れてから、房ごとに影の部分、次に光の当たっている部分を描いていく。


 - 天使の輪は髪の毛の肝。光の方向を考えながらつむじから同心円状に入れると自然に見える。



次回は、百見くんの目についてです。


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