第5話碩学の研究5 ~総合知で読み解く歴史学~

象徴天皇の「象徴」って英語の「Symbol」の日本語訳ですからね。日本国憲法が全体的に不自然な日本語なのはGHQが英語で起草したものを日本語に直訳したからです。民法刑法も同様で、ドイツ民法典などの直訳だからこなれてない日本語になる。法律家はまず英語ドイツ語を身につけなければその本質に迫れないのです。


資本論なども同様で。ドイツ語版を日本語訳したからこなれてない日本語で読みにくい。英語版の資本論を読めばそんなに難しい話ではない。「新訳資本論」。新訳憲法民法刑法。現代的な平易な日本語での新しい翻訳。いつかやってみたい。


どう訳すかというとシンボル天皇でいいんですよ。「天皇は日本国のシンボルである」と。カタカナを一切使わないからかえって分かりづらいわけです(´・ω・`)。


英語をはじめとするラテン語文化圏。中国語を中心とする漢字文化圏。他にもアラビア語文化圏、スワヒリ語文化圏などあると思いますが。やはり文化というのは言語が中心。歴史を鑑みても安易に日本語を捨てることの危うさに気が付きます(´・ω・`)。


一方でワンワールド、ユナイテッドワールドの理想もある。世界中が同じ言語を話すひとつの世界。そのためには周到な準備が必要です。世界言語を英語で統一させるなら、一方で日本語文化を語り継ぐ専門家を連綿と受け継いで行かなければならない。


ジョン=ヨハネ、ポール=パウロ。ボアソナード=ボルソナーロ=バーナード。ラテン語と英語の関係ってカタカナで書くと分かりづらい。わたしも18歳の頃は理解できなかった。でも分かってみるとまさに碩学的に色んな謎が解ける(´・ω・`)。


更に数学や化学といった理系知識まで文理横断していくととんでもないことになる。これが「碩学」のチカラです。要するに何が言いたいかというと、碩学is great!と(´・ω・`)。


最近の伊東乾は中国語にチカラを入れてるようですから。これ言語学で歴史を読み解き更に文理横断していくと。伊東乾がボケるまでにまだノーベル賞級の発見が2~3個はありそうです(´・ω・`)。


なぜ歴史なのかというと。歴史学こそ総合知の際たるものですから。単なる無味乾燥な暗記科目が碩学にかかるとエキサイティングな新発見の連続となる。伊東乾の「日本にノーベル賞が来る理由」、左巻健男の「世界史は化学でできている」などを読めば分かります(´・ω・`)。


「LGBT史観」だって同じですよ。人類史を「LGBTの研究」で読み解いたものですから。碩学の偉大さというのは。実際に「ミクロ経済学」×「心理学」=「行動経済学」がノーベル賞を受賞したでしょう。あれと同じ現象、「専門知」×「専門知」=「総合知」のパターンが今後増えてゆくことが予想される。

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