第2話 その後の道子の行動そして

数日たったある朝。道子は、婚約者だった人の実家にいた。遺品整理に行くことになったので。そこの親は優しい方で、いつも道子のことを思ってくれていた。「あの子が居ても居なくても貴女は家族だと思ってるから」と言ってくれていたから。そんなお母さんが、一つ持って行ってほしいと言って記念にもらったのが、電子ピアノだった。彼が好きだったのと、道子がピアノを弾くたびに歌ってくれたから。それで。貰うことにした。それは郵送にしてもらったが、他は三人で分けた。そのあと電話が鳴った。「誰だろ?」と思って出たら?恵理子だった。「ミッチャン今どこなの?家にもいないし?死んだかと思っちゃった。」「ごめんなさい。独りになりたかったから。恵理には言えなかったから。ほんとごめん。」「連絡だけは頂戴ね?おじさんに心配かけたくないから。」「うん。恵理ちゃんどこに居んの?」「私?小樽!旦那と一緒」「私もよ?」「え?」「小樽のホテルにいる。私。」「あの人のとこに来てたのね?」「うん」「死んだらあの人化けて出てくるよ?駄目だからね?」「わかってる。」「そっちに行ってもいい?」「今から?」「うん。あの白い壁のホテルだよね?」「そうだけど?3階にいるけど?」「一緒に帰ろ?」「うん。まだ車の業者から電話が来ないんだよね?」「何かあったの?」「それが‥‥」と道子はありのままを話した。「もしかしたらあの人のめぐりあわせかもね?」「わたしもそう思った。」「あのね?恵理ちゃんに頼みが・・・」「何?私とあの人の遺品をのけてほしいの!」「いいけど?じゃあ午後から行くから。」と言って、恵理子の旦那さんと、恵理子が部屋まで来た。「これ、入る?洋二?」「多分入るとは思う。」「すみません。」「いいよ!お安い御用!とっとと運ぼ!」と言ってエレベーターで運んで車へ行った。そして運んで車で帰ろうとしていたら?道に迷ってしまったのだった。その奥にお屋敷が見えてきたので、そこに誰かいればいいと思い、インターフォンを押した「はい?どなたですか?」と、若いお嬢さんが出てきた。「すみません。道に迷ってしまって。それとどこかホテルがあっればと思って・・・」「ここな変はみんな別荘なので今お爺様を呼びますね?」「はい」と言ってその若いお嬢さんは呼びに行った。「何か御用ですか?」「すみませんここに迷い込んでしまったみたいで一晩泊めてもらえませんか?」「それはそれはお困りでしょうな?今部屋を空いてる部屋ないか?多分二階が開いてるとは?」「それとたぶんですが。パンクしてませんか?車?それもうちの知り合いの方に見てもらいましょうね!車関係の人ますから!」「ありがとうございます。助かります。」と言って、道子と恵理子に言いに行って車を押してその館に入った。


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