うちのメイドと執事が○○過ぎる！

うちのメイドと執事がかわいすぎる！

<登場人物>

レイカ：ロリボのメイド。真面目だがよく転ぶドジっ子。ロリボであれば性別不問。役の性別変更不可。

クルム：ショタボの執事。お嬢様大好き。ドジっ子を装う腹黒。ショタボであれば性別不問。役の性別変更不可。

お嬢様：レイカとクルムの主人。かわいいものに目がない中々やばい人。そのままお嬢様でも、キャスト様のお名前を入れて○○お嬢様でも、どちらでも可です。演者様性別不問。役の性別変更不可。

----------------本編はここからです---------------

お嬢様：えーと、、いま…何時？

レイカ：午前八時でございます

クルム：おねえちゃ…あ、失礼致しました、お嬢様おはようございます

お嬢様：(Ｍ)二人とも朝からなんてかわいらしいの…！！

レイカ、クルムおはよう

今日のスケジュールは？

レイカ：はい、本日は夕方十八時より会食の予定が入っております

それまでの時間はご自由にお過ごしくださいませ

あと旦那様より伝言をお預かりしております

お嬢様：はあ…

レイカ：「今日の会食でお前の許嫁を紹介するから、しっかりと身なり等整えておくように」とのことです

お嬢様：え？！いきなりすぎるし、そういうことは昨日の夕食のときに直接言ってくれれば良かったのに…父様ったら…！

クルム：(泣きそうになりながら)え？許嫁…？おねえちゃん、結婚しちゃうの…？

お嬢様：父様が勝手に決めて言ってることだから、…そんな…いきなり結婚なんてしないよ

クルム：本当？

お嬢様：だって私は本当に自分が好きになった人と結婚したいもの

クルム：本当に本当？

お嬢様：ええ、本当に本当よ

クルム：ぐすっ…良かった、お嬢様と離ればなれになっちゃうって思ったら悲しくなっちゃいました…

お嬢様：クルムはすぐ泣くなあ、よしよし

レイカ：…

クルム：えへへ(笑)でもお嬢様が結婚しないって聞いて安心しました

レイカ：クルム、あなた執事ですよね？執事もメイドもお嬢様の幸せを第一に考えるのは当たり前のことですよ！クルムさんも喜んでください！

お嬢様：レイカ、クルム…

レイカ：どうされました？お嬢様

お嬢様：二人とも大好き！！(ぎゅー)

クルム：あ、お嬢様！

レイカ：(照れながら)お嬢様…は、早く着替えて広間へお越しください…朝食が冷めてしまいますので…

クルム：今日はシェフにお願いして、朝食はお嬢様の大好きなエッグベネディクトに致しました

お嬢様：うん、ありがとう

じゃあ私は急いで着替えないとね

レイカ：そんな、慌てなくても…

お嬢様：せっかく用意してくれた朝食が冷めちゃうもの

レイカ：お嬢様…

クルム：では広間でお待ちしております

お嬢様：ええ、起こしてくれてありがとう

ー広間へ向かう廊下にて

レイカ：お嬢様…本当にお優しい方…

クルム：ですよね！僕この前お嬢様からこの背広を頂きました

レイカ：はい？！あなた背広を先週新調したばかりでは？

クルム：(話を聞かず)あとこのイニシャル入りのハンカチも

レイカ：クルムさん、貴方ねえ…

クルム：お嬢様のご好意を無下には出来ないではありませんか

レイカ：それにしてもそんな高そうなものばかり…

クルム：背広もイニシャル入りハンカチもお嬢様が僕に持って欲しいということで僕に下さったのですよ？なにか？

レイカ：お嬢様…甘い、甘過ぎです…

クルム：ちなみに僕は前はメガネだったんですけど、お嬢様がメガネじゃない僕も見たいということでコンタクトレンズも頂いているんです、ちなみにワンデーのグリーンのカラーコンタクトレンズです

レイカ：えーと…福利厚生と言っていいの？これは…？？

クルム：ちなみにお嬢様はご自身のポケットマネーで購入してくださっております

レイカ：お嬢様の個人消費なの！！

クルム：レイカさんもお嬢様から何か頂いてませんか？

レイカ：なーにふざけた事を言っているのですか、私は丁重にお断りを…あ、…

クルム：？

レイカ：お嬢様から頂きましたね、この前

クルム：何を頂いたのですか？

ーここからレイカの回想

お嬢様：うーん！このいちごのタルト本当に美味しい！無限に食べれちゃうよ〜

レイカ：お嬢様、お口周りに粉砂糖がたくさんついていますよ

お嬢様：あらら…美味しくて夢中になって頬張ってたからついちゃったのかな？

レイカ：お嬢様、いま拭きますからじっとしていてくださいね

お嬢様：はい、あーんして？レイカ

レイカ：えっ？お、お嬢様？

お嬢様：とっても美味しいからレイカも食べて、はい、あーん…

レイカ：(照れながら)お、お嬢様！そんな…

お嬢様：私が美味しいって言ってるものを、レイカは食べられないの？

レイカ：いえ、そんな滅相もございません！

お嬢様：じゃあはい、あーんして、あーん…

レイカ：あーん…ぱく、もぐもぐ…

お嬢様：どう？

レイカ：わああ…とっても美味しいです、お嬢様

お嬢様：でしょ？このタルトに合う美味しい紅茶、淹れてくれてありがとうレイカ

レイカ：(照れながら)お嬢様…勿体ないお言葉です…こちらこそ、それと…とっても美味しいタルトありがとうございます…

ーレイカの回想終了

クルム：ちょっと待ってください！

レイカ：え？

クルム：お嬢様と間接キスしてるじゃあないですかー！！

レイカ：(モジモジしながら)まあ、女性同士ですし？私、虫歯にならない口内環境だし？何も問題は無いかと思いますけど…

クルム：レイカさん！僕に内緒でそんな事をしていたなんて！見損ないましたよ！！レイカさんがタラシだなんて！僕はショックですよ！

レイカ：クルムさん？！ちょっとあなた大袈裟すぎですよ？

クルム：ずるい！僕もお嬢様と間接キスしてきます！！

レイカ：ちょ、貴方何を言ってるのですか？！

クルム：レイカさんずるい！ずるい！ずるい！(走る)

レイカ：お屋敷の廊下を走るなんてはしたない執事です、ですがこのままではお嬢様にご迷惑が掛かってしまいます…私も急いで向かわねばなりま………うっ！…あべし！！(転ぶ)

クルム：お嬢様、待っていてくださいね！

レイカ：くぅぅ…お嬢様のピンチなのに足首をグネりましたわ…！

ーお嬢様広間へ到着

お嬢様：廊下から良い香りがしてたのよね

クルム、今日の紅茶は？

クルム：はい、本日はアールグレイをベースにベルガモットとラズベリーを加えた僕のオリジナルブレンドティーです、お嬢様

お嬢様：わあ…どおりで私の好きな香りしかしないと思った、クルムありがとう

クルム：どういたしまして、お嬢様

お嬢様：いただきます

レイカ：ううう…朝から足をやっちゃうなんて…

お屋敷の中も広いから広間までの距離が長いですぅ…お嬢様、どうかご無事で…！！

お嬢様：うーん！美味しい！黄身もちょうど良い半熟でこのオランデーズソースの塩味も程よくて…朝から幸せ♡

クルム：それはそれは良かったです

あ、お嬢様

お嬢様：ん？どうしたのクルム？

クルム：口の周りにオランデーズソースがついていますよ

お嬢様：あらら…美味しくて夢中になって頬張ってたからついちゃったのかな？

クルム：お嬢様、いま拭きますからじっとしていてくださいね

ーここからレイカの妄想

お嬢様：はい、あーんして？クルム

クルム：えっ？お、お嬢様？

お嬢様：とっても美味しいからクルムも食べて、はい、あーん…

クルム：(照れながら)お、お嬢様！そんな…

お嬢様：私が美味しいって言ってるもの、クルムは食べられないの？

クルム：いえ、そんな滅相もございません！

お嬢様：じゃあはい、あーんして、あーん…

クルム：あーん…ぱく、もぐもぐ…

お嬢様：どう？

クルム：わああ…とっても美味しいです、ところでお嬢様……これは間接キスでは？

お嬢様：(照れながら)あら、私ったら…

クルム：間接キスは今しましたので、次は普通のキスを…

お嬢様：えっ？普通のキスって？

クルム：ほっぺにチューではなく、唇同士で、ですよ…お嬢様

お嬢様：ク、クルム…

クルム：お嬢様…

ーレイカの妄想終了

レイカ：(Ｍ)こーんな感じでクルムさんに変なことされてませんよね？！お嬢様！！レイカ、いま助けに行きます！！

レイカ：お嬢様、ご無事ですか？

お嬢様：えっ？ご無事って？どういうこと？

レイカ：ふぅー…間に合いました…

クルム：レイカさん、そんなに慌ててどうしました？

レイカ：クルムさん、私が慌てているのは貴方のせいですよ？

お嬢様：二人ともどうしたの？

レイカ：お嬢様、クルムさんときたら…

クルム：(照れながら)ちょ、言わないでください…レイカさん、恥ずかしい…です

レイカ：何が恥ずかしいのですか？この色恋スケコマシ執事！

お嬢様：色恋スケコマシ？意味はよく分からないけど…クルム、レイカにすごい事言われてるのかな？

クルム：レイカさん…おねえちゃ…あ、お嬢様が困っていますよ？

レイカ：貴方でしょ？お嬢様を困らせているのは

クルム：(泣きそうになりながら)なんでそんなこと言うんですか？…うぅ…

お嬢様：二人とも落ち着いて、何があったの？

レイカ：お嬢様もクルムに甘過ぎます

お嬢様：え？

レイカ：ご自身のお財布からクルムに立派な背広やイニシャル入りハンカチ、ワンデーカラーコンタクト…買い与え過ぎです

我々はお嬢様にお仕えしてお嬢様のお父上よりこの屋敷の使用人としてお給料を頂いております…我々はそのお給料で生活出来ておりますし、むしろとても恵まれた環境で大変光栄なお仕事をさせて頂いていて…これ以上の高待遇をして頂くなんて恐れ多いです…

お嬢様：レイカ…

クルム：レイカさん、お嬢様が更に困っていますよ？

レイカ：はっ！お嬢様申し訳ございません！

お嬢様：困ってないよ

クルム：そうなのですか？お嬢様

お嬢様：ええ、二人とも本当によく働いてくれて私の方こそ感謝してもしきれないのにね

レイカ：勿体ないお言葉です、お嬢様

お嬢様：そうだ、二人とも

朝ごはん食べ終わったらまた私の部屋へ来てくれる？

クルム：かしこまりました

レイカ：？はい、かしこまりました

お嬢様：ふふふ(微笑む)また後でね

ー朝食後

レイカ：間接キスは未然に防ぎましたけど…クルムさん、貴方という方は…油断も隙もないですね

クルム：？どうしました？レイカさん

レイカ：メイド、執事はお嬢様に見返りを求めてはいけません

ましてやこんなに素敵なお嬢様、同僚の従業員にも恵まれた環境で…身の丈以上の贅沢を求めるなんてバチが当たりますよ？

クルム：レイカさんは本当に大袈裟すぎますよ

レイカ：それに貴方、お嬢様のことをおねえちゃんと言いかけるという…それ、わざとですよね？

クルム：ぼ、僕…お嬢様のような優しいおねえちゃんが欲しかったから…つい…えへへ(照笑)

レイカ：あ、お嬢様のリボンが落ちてる

クルム：え？何だって？！どこ？どこです？欲しい！絶対欲しい！お嬢様のキレイな髪を結んでいたリボン！！どこ？どこ？！

レイカ：うわぁ……(ドン引き)

クルム：むー、リボンどころかチリひとつ落ちていないじゃないですか！…レイカさん、嘘つきましたね？

レイカ：はい、これで貴方のお嬢様へ抱いている心が下心だとハッキリとわかりました…やはり私がお嬢様を守らねばなりませんね…

ーガチャ

お嬢様：二人とも部屋のドアの前で何立ち話してるの？早く部屋に入って？

レイカ：はい、失礼致しま…いっ！…ひでぶ！！(つまづく)

お嬢様：レイカ？！大丈夫？

レイカ：大丈夫です、お嬢様…ちょっとつまづいただけです…あいたたた……

クルム：わぁー…お嬢様、これはどうされたのですか？こんなに沢山のお洋服

お嬢様：ふふふ(微笑む)レイカはしっかりしているのに突然転んだりして、本当にかわいい

クルム：…このお洋服、お嬢様の物にしてはスカートが短いかと

レイカ：ええ、そうですね

クルム：ん？レイカさん、ちょっと背筋を伸ばして立ってください

レイカ：あー、はい

クルム：レイカさんだとスカートの長さぴったりです！

お嬢様：当然よ、だってこのお洋服はレイカに着てもらいたくて私が作ったの

レイカ：え？お嬢様？

お嬢様：これは大学の課題で作ったお洋服でね、レイカが着ているところを想像しながら作ったの

クルム：それはすごいですね

レイカ：……

お嬢様：私の夢は父様の跡取りじゃなくてお洋服のデザイナーになることなの…まあ、屋敷内でこの事を知っているのはレイカとクルムだけだけど

クルム：我々三人の秘密ですか？

お嬢様：ええ、もっともっと頑張って学内コンテストで優勝したら父様と母様にこの夢のことを話すわ

レイカ：ということはもしかして…クルムの背広やイニシャル入りハンカチはお嬢様が作られた物なのですか？

お嬢様：ええ、そうよ

クルム：ありがとうございますお嬢様

お嬢様：そうだレイカ、このワンピース着てみてくれる？

レイカ：こんなに素敵なワンピース…私が着ても良いのですか？？

お嬢様：もちろんよ、貴方のために作ったの…着てくれる？

レイカ：ありがとうございます！

お嬢様：私、写真撮りたい！カメラの用意してくるね！

クルム：かしこまりました

レイカ：クルムさん…この事を知っていましたの？

クルム：僕も今知りました

お嬢様から頂いたこの背広、こんなに着心地のよい背広は初めてで驚いています…

レイカ：私、こんなに幸せなお仕事しててバチが当たりませんか？

クルム：バチだなんてそんなの当たらないですよ

レイカ：…とっても、嬉しいですね…

クルム：ですね、レイカさん

レイカ：クルムさん、先ほどは言い過ぎてしまってすみません

クルム：気にしてないから大丈夫ですよ

お嬢様：お待たせ、レイカ着替え終わった？

レイカ：はい、お待たせしました

お嬢様：か、、かわいい……かわいいよおぉおお…

クルム：お嬢様、ヨダレが

お嬢様：はっ！

クルム：ではそのヨダレ、僕が…舐めてさしあげま…

レイカ：(食い気味に)クルムさん？お嬢様に何をしようとしてるんですか？

クルム：レイカさん、また誤解していませんか？

レイカ：貴方がいつも誤解されるようなことをしているからです、日頃の行いを悔い改めてください

お嬢様：二人ともピリピリしないの

クルム：あ、ごめんなさい…おねえちゃ…あ、お、お嬢様…

お嬢様：二人ともかわいいよおぉおお！大好きー！！

レイカ：お嬢様…私もです

クルム：僕もです、お嬢様

お嬢様：じゃあ二人とも並んで？

レイカ：？なぜです？？

お嬢様：二人が私の作ったお洋服着てくれたから写真を撮りたいの

クルム：かしこまりました、お嬢様

レイカ：はい、お嬢様

お嬢様：じゃあ撮るよ！はい、チーズ！

レイカ：そういえばお嬢様、クルムさんのワンデーカラーコンタクトは…流石に作れませんよね？

コンタクトレンズのプロデュースか何かをされたのですか？

お嬢様：え？カラーコンタクトレンズはクルムが備品申請したら申請通らなくて困ってるって言ってたから私が毎月買ってあげてるよ？

レイカ：え？

クルム：おねえちゃ…お、お嬢様それは二人の秘密ですよね？！

レイカ：クルムさん…貴方という人は…

お嬢様：かわいいからオールオッケー！…かわいいは正義！！

クルム：ですよね！お嬢様！

レイカ：クルムさんに甘過ぎです、お嬢様！

レイカ：(Ｍ)この後、会食の時間ギリギリまで私とクルムさんはお嬢様の着せ替え人形の役割を果たしました

お嬢様：あああ…かわいい！二人とも何着てもかわいい！本当にかわいい！かわいいは正義！！

クルム：お嬢様、鼻血が出ております！

お嬢様：良いね、レイカのフリフリエプロンミニスカメイド服にニーハイ絶対領域、クルムの半ズボンに膝小僧…うへへ

レイカ：お嬢様こちらをお使いください、あと鼻血を大量に出した分、鉄分補給が出来るアフタヌーンティーをご用意します

お嬢様：レイカのフリフリエプロンメイド姿、本当にかわいいなあ…たまんないよぉおお…ぐはぁ！！

クルム：お嬢様が！鼻血を噴水のようにふかれた！！しっかりしてください！！

お嬢様：うへへ…しあわ…せ…(気絶)

レイカ：お嬢様ーー！！

クルム：おねえちゃ…お、お嬢様！！

クルム：(Ｎ)その後、貧血から復活して会食へ行ったお嬢様が帰宅されました

レイカ：…お嬢様、お気を確かに！

お嬢様：レイカぁ…どうしよう…

クルム：お帰りなさいませ、おねえちゃ…お嬢様

お嬢様：クルムぅ…父様に紹介された許嫁が…

レイカ：はい、お嬢様落ち着いてゆっくりとお話ください

お嬢様：男の娘(おとこのむすめ)とかいて男の娘(おとこのこ)だった！！しかも…もんの凄くかわいかったの…！

クルム：え？…お嬢様、その方は僕よりかわいかったですか？

お嬢様：クルムと同じくらいかわいい…かも…ううぅ…

レイカ：いくら許嫁様とはいえ、お嬢様をこんなに骨抜きにするなんて！許せません！！

クルム：ですです！レイカさん！行きましょう！！

お嬢様：え？レイカ？クルム？どこへ行くの？？

レイカ：お嬢様、我らはその許嫁様の元へ行ってきます

クルム：その許嫁様のクローゼットにある半ズボン、ワンピース、ミニスカート、ニーハイソックスを亡きものにして参ります

お嬢様：へ？

レイカ：クルムさん、準備はいいですか？

クルム：もちろんです

レイカ：では、出陣です！！

クルム：行ってきます、お嬢様！

お嬢様：レイカ？クルム？？あ、行っちゃった…二人ともヤキモチ妬いてくれたのかな？本当にかわいいんだから…ふふふ(微笑む)

クルム：打倒！男の娘(おとこのこ)！！

レイカ：お嬢様以外の人間の絶対領域反対！！

クルム：それだとレイカさんのさっきのフリフリエプロンミニスカメイドにニーハイソックスも反対ってことですよね？

レイカ：あ！

お嬢様：(Ｎ)こうして二人は私の許嫁の元へ行き、

クローゼットにある半ズボン、ワンピース、ミニスカート、ニーハイソックスを亡き者にして帰ってきました

その件をきっかけに、許嫁は男の娘(おとこのこ)を卒業してしまったそうです…

私的にはちょっと残念、写真だけは撮りたかったなあ

クルム：(Ｎ)会食から一週間後

レイカ：お嬢様、あやつより写真が送られてきました

お嬢様：あやつ…て、ああ許嫁の…いちおう写真見るね

はぁー(ため息)…なんだ、ただのイケメンか

クルム：(Ｍ)…お嬢様は男の娘(おとこのむすめ)ではなくなった許嫁に興味を無くされたご様子…これは僕にチャンスが巡ってきたようです

レイカ：(Ｍ)クルムさん…また良からぬことを考えているようですね

クルム：おねえちゃ…あ、お、お嬢様お茶が入りましたよ

お嬢様：ありがとう、今日のおやつのこの大福とっても美味しい

クルム：お嬢様、お口周りに粉がたくさんついていますよ

お嬢様：あらら…美味しくて夢中になって頬張ってたからついちゃったのかな？

クルム：お嬢様、僕もその大福食べたいです

お嬢様：え？ひとつしかないから食べかけになっちゃうよ？

クルム：僕、お嬢様の食べかけが良いです…ダメ…ですか？

レイカ：(食い気味に)クルムさん！お嬢様に迷惑をかけないでください！

貴方、まだお嬢様との間接キスを狙っていたのですか…

クルム：？僕はいつも狙っていますよ？お嬢様へのキス、出来るならば唇に…

お嬢様：ぐはぁ！！(鼻血をふく)

レイカ：お、お嬢様！！鼻血がしゅごいです！！お嬢様ぁ！！

お嬢様：レイカが…噛んだ…そして、慌ててる……しょ、小動物みたいで…かわ…いい…(気絶)

クルム：お嬢様！しっかりしてください！お嬢様！！……あ、早くもお嬢様の唇を奪うチャンスが来たようです

お嬢様：鼻血の出過ぎで貧血が……うちのメイドと執事のかわいさは本当に犯罪級なのです…ぐはぁ！(気絶)

－完－