第31話 最期の夢

目を覚ますと、部屋の椅子に居た。

「やあ、気がついたかな」

声の主はあの教会に居た男。

「今までに見た夢の中でどの夢が良かったかな?

君はもうすぐ死ぬ。最期にもう一度見たい夢があれば流すよ。さあ、言ってご覧?」

そして、答えた。

「もういいよ。ありがとう。このまま楽にしてくれ」

そして、私の息が止まった。


…これにて夢うつつは終わります。

次回からは新しい被験者の募集をします。

お楽しみに。

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