第13話 転売目的

今日は野球観戦に来ている。

試合が終わり、帰宅する所だ。

何やら球場の外で声が聞こえる。

選手のファンサタイムらしい。

こうして、地域に根ざした活動をするチームは

ファンも地元愛が強いのだろう。

ちょっと遠くから相手チームのファンの集団が歩いて来てる。とはいえ、指定区域でファンサしてるから通行の邪魔にはならない。しかし、ファンの一人が柵を乗り越えてこちらに向かってきた。

子どもの様だ。「サイン下さい」とボールとペンを渡した。周りの人達は選手に子どもだから優先してあげてと優しく対応。選手もささっとサインを書いて渡した。子どもはありがとうといい帰っていった。後日、フリマアプリを見ているとあのサインボールが売られていた。丁寧にその時の写真まで掲載されていた。その出品者の他の出品を見ると各球場で同じ様な事をしている人と分かった。

その子どものツイートが流れてきた。

「子どもだから優先とかちょろいね。」

どうやら確信犯だったようだ。

いつからこんな時代になったんだろうか。

何とも言えない気持ちになりながら眠りについた。

目が覚めた。初めて見た夢。

最近、転売目的のニュースを見てたからだろうか。

サイン付きの物を転売とかツイート等で流れてきたりしていた。皆さんは転売はしないで下さいね。

不要な物はリサイクルショップ等できちんと処理して下さいね。その方が世間一般的には悪とは見なされませんからね。

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