第8話 ペット

僕の家に突然、猫と亀が来た。

娘が拾ってきた。世話しないとダメだよと言うとウンって返事した。

それから、しばらくしてある日。娘がご飯をあげていた。その様子を見ていると、猫の頭が裂け、そこから別の生き物の口が出てきた。娘はいつも通り餌を与えていた。亀は普通に餌を食べていた。娘が部屋から出てきた。娘に聞いた、あれは猫なの?うん、だって知らないおじさんが猫だよって言ってたから。

その不審者…元飼い主を探した。見つけて、問いただした。その元飼い主は『貴方がよく知ってるゲームに出てきた寄生虫を猫に寄生させただけですよ。大人しいから安心なさい』

家に戻ると血生臭い匂いがした。まさか…娘が!?

部屋に入るとそこには猫の姿をした怪物が倒れていた。娘は!?その怪物を始末した様だ。娘…ごめんなさい、ちゃんと飼えなくてと泣いていた。人知を越えた怪物だから仕方ないと娘を慰め、火葬した。

その骨を元飼い主に返した。飼い主はフフンと不敵な笑みを浮かべた。僕は娘と共にその飼い主を元を去った。 家に帰ると、何やら妻の声がする。お仕事から帰ったのかと思ったが、様子が変だ。娘に部屋に入ってなさいと指示をし、その声がする様子を確認した。

そこでは、知らない若い男に首輪をつけられ喘いでいる妻の姿があった。どうやら、うちにはまだペットが居たようだ。

そこで、目が覚めた。時期によって性欲が凄く高まる時期があり、それと重なったらしい。

まあ、このくらいの夢ならまだましだ。

夢で良かったと思える体験だ。

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