第17話 デイビッドの最期
「態々殺されに来てくれたのね♪」
その言葉を聞いたデイビッドは激昂する。
「我はこの世を統べるものだぞ!直ぐには殺さんぞ、嬲り犯されてこの世に生まれた事を後悔して死ぬがよい!騎士達よ殺さずに捕えよ!我が犯した後はお前達も味わうがよい!」
「おぉ!極上の女を抱けるぞぉー!」
デイビッドの一言で、男の性剥き出しにした騎士達が襲い掛かってくる。
私は左眼に魔力を注いで聖眼を発動させる。
「セレスティア.Z.シルヴァニアが命ずる。
「なっ…我が騎士達が消えただと…お前はやはり悪魔なのだな。教会で清められた我が剣ならば悪魔など恐れるに足らず!」
デイビッドが剣を片手に向かって来る。
余りにも遅い剣撃に私は指二本で受け止め、鳩尾に蹴りを入れてぶっ飛ばした。
「ぐはっ…なん…だと…」
「その程度でこの世を統べるとか…冗談でしょ?まぁ、楽には殺さないけどね(笑)」
そう言って、デイビッドに近づき両足をへし折る。
「ぐぁああああ…止めろぉ〜!」
「止めないよ♪だって殺すんだもん(笑)」
「止めてくれ…俺はいずれ死ぬんだ…」
「だから止めないよ♪セレスティア.Z.シルヴァニアが命ずる
「ぎゃっ、痛っぁああ!やめっ…」
「ミスティーク先生、かなり遅くなったけど仇を取りましたよ。後は聖都シルヴァニアの宿敵レオーネ王国を倒すだけです。どうか見守って下さいね。」
天を見上げながらセレスティアは泣いた…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます