第13話 爆裂魔法
カルバンハル要塞を陥落させてからは、王国が地方兵力を増強した事で戦略を変更したの。私達には転移魔法陣があるので、魔法陣を設置さえすれば自由に行き来が可能なので陸路は不要になる。その特性を活かす方法を
それは王国軍が移動するであろう幹線道路を破壊する事なの。兵力を減らさなくても、幹線道路を破壊して兵の移動を制限すれば、増援を考えずに戦えるのと、幹線道路修復に資金が回る事で軍事費を削れるという内容ね。
ママやブラッドさん達も賛成したので、幹線道路破壊作戦を実行する事にしたの。
先ずは、私達の拠点チェリモへ繋がる幹線道路から破壊するんだけど、これも
今回は、土魔法で鉄粉を作ってから火魔法で着火して大爆発を起こす【爆裂魔法】という魔法を試すの。
私は深夜遅くにブラッドさんと出掛け、人通りのない場所を見つけて道路を魔法を使って破壊しようとする。
「セレスティア様、周辺に人の気配はございません。好きなタイミングでどうぞ」
「うん、取り敢えず魔力の70%を使ってみるね。〚爆裂魔法〛!」
魔法を唱えると、私から前方へ向かって途轍も無い大爆発が起こった!
『ズドガァアアーーーン!』
道路だけじゃなくて、横幅200m長さ1km深さ100m程の大きな穴が開いてた…
「セ、セレスティア様?」
「魔力70%はとんでもない破壊力だね(汗)」
「ミスティークが人類最高の魔力量と言ってたのは本当のようですね(汗)」
「まぁ、破壊は出来たし、改修費用はめちゃくちゃ掛かるから良いよね(笑)」
「あはは…そうですね。物凄い爆発音でしたから人が来るかと思うので戻りましょう」
予定通りに幹線道路を破壊出来たので、人が集まってくる前に拠点へと戻ったの。これからはもう少し威力を抑えて魔法を使わないと…魔力全開で魔法を撃ったら、街一つなら吹き飛ばせるかも知れないので気をつけよう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます