　お姉さんにぶっ飛ばされたダン君を、ダレン先生が建物から捨ててくるという衝撃があった為に、みんな緊張してしまい場の空気はめっちゃ重いの。

　そんな雰囲気のなか査定を再開する為に、次の査定をする者をお姉さんが選んだの。

「はい、それでは査定を再開しましょうか。次は水色の可愛いワンピースを着たあなたね」

「あっ、はい、よろしくお願いします」

　なんと次は私だったよ……今の言葉遣いは大丈夫だったかな？回復薬に必要なのは薬草で間違いないかな？もしかして私と粛清されちゃうの？等と色々と考えながら、採集してきた薬草2種類を必要な数を提出して査定の結果を待ったの。

「これは素晴らしいわね♪必要な2種類の薬草に間違いはないし、丁寧に根っ子まで採集されて必要な数に束ねられてるなんて、まるで本職の採集ハンターみたいだわ♪文句なしの合格よ」

「あっ、ありがとうございましゅ。ダレン先生の授業がとても判りやすかったおかげでしゅ」

　緊張のあまり噛みまくってしまったの（汗）

　すると、お姉さんは私の名前を聞いてきたの。

「あなた名前はなんと言うのかしら？」

「私は長屋に暮らすカルメの娘セレンです」

「！？カルメンお嬢さまっ……いえ、カルメさんの娘だったのね、確かに面影があるようね。セレンさんこれからも頑張ってくださいね」

「あっ、はい！あの、お姉さんは私のママの事をご存知なんですか？」

「町酒場のカルメさんは、美しくて有名だったから知ってるわよ♪」

「そうなんですね♪私の知らないママの事あれば色々と教えて下さいね」

「えぇ、判ったわ」

「ありがとうございました！」

　私の査定が終わった後は、重かった雰囲気が和らいで和やかなムードになったの。

　全員の査定も終了して授業は終了したんだけど、査定で合格をもらったのは私のみだった。ダレン先生が少し説教をした後は、冒険者ギルドで解散をしてそのまま家へ帰ったの。

　舎外授業で褒められた事をママに話して、思い切り褒めてもらわないとね♪

　その後は、ママに思い切り褒めてもらった後に〘毎日ガチャ〙を回してから寝たの。

『ガチャ……スコップ（Rank C）』

　採集に使えるから良い物が出たね……zzz

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