出会い
第1‐1話 新学年の始まり
父の力を使って黙らせた事はクラスどころか学校、いや 街中に広まっているが
地域の経済は父の会社で回っているので私を見ても何もして来なかったが相手にもされなかった。
完全に孤立しているが、平均で85年間ある女性の人生の2年程度はほんの数%に過ぎない。
私が行こうとしている高校は市外の進学校でこの街からも出る事が出来る。
県外からも来る学校なので寮もあるが、この学校からは1人か2人しか合格者がでないので
家から通っても、この学校の人間と会うことはかなり減るだろう。
ひとまずは成績で学年1位を取って、3年生は特別進学クラスに行けるように努力しよう。
特別進学クラスならば相手の事なんてか構ってる暇はなく、独りでいられるだろうから。
どうせ誰にも相手されないのだから勉強に集中できる。
そうして私はもくもくと勉強し、学年1位になり3年生は特別進学クラスに編入される事は決まった。
—そして春、クラス替えが張り出されている。
特別進学クラスにはもちろん私の名前がある。
特別進学クラスは2年最後の試験の成績が上位25位が編入されるクラス。
地元だけじゃなく全国的な有名校を目指すが、ここ数年は地元の進学校は合格しているが有名校への合格者はでていない。
この街を出る為には有名校を目指す手もあるが、正直地方の学校の学年トップでもきつい。
例え合格してもきっと勉強について行けないだろう。
地元の県だけではなく、隣県にも知られている隣の市の進学校へ行くのが現実的でその学校を元から目指している。
そうすれば今の学校に人間に会うこともほぼなくなるから、あと1年間を乗り切ればいいだけなんだから。
そう考えていると、頭の上に重さを感じて何かが乗ったと思ったそれはおっぱいだった。
私は背が低いけど、それでも頭の上におっぱが乗るの事なんてないが乗るほどは大きいって事。
ここにいるという事は同学年、おなじ年齢だろうどこのサイズは年齢…いや、この年齢じゃなくて大きすぎる。
「あ、あった~。ほんとに特別進学クラスになってる~」
おっぱいの主は言い方が悪いけど、間が抜けた感じの子みたいだが特別進学クラスという事は成績はいいんだな。
しかし、おっぱいが乗ってるのはうれ…苦しいというか体重がかかって重いのでどいても欲しい。
「あのー」
私が声をかけるが
「はい?あれ、わたしのおっぱいがしゃべってる?」
「あのー、おっぱいはしゃべらないでしょ、その下よ!」
「下?おっぱいしかなけど」
「見えないなら、ちょっと後ろに下がってみて!」
「そうか~」
その子が後ろに下がるとやっと私の存在に気づいてくれた。
巨乳の子が下が見えないのは本当なんだ…。
「あ~クラスを見てたら気づかなくて、重かったでしょ~ごめんなさい」
「別にいいわよ」
重かったけど、頭でおっぱいを堪能できたから許してもいいかな。
「え~と、あなたは確か…大牧
「ええ、そうよ」
私はいろいろ有名だから会った事なくても、私の名前は知っていてもおかしくない。
「噂では聞いてはいたけど、実際にみたらかわいいな~」
「褒めてもなにもでなわいよ」
かわいいと言われるのは素直に嬉しいけど。
「でも、私なんかと話してるとあなたも…」
「あ~、わたしは飯塚夕といいます」
「飯塚さんね。飯塚さん、私と一緒に居てもあなたも無視やいじめの対象になるわよ」
「別に構いませんよ~。だって~、わたしも大牧さんと一緒だから~」
「え?」
一緒ってどういう意味?無視されてる?いじめられてる?それとも…
「わたも~大牧さんみたく女の子が好きだから~」
やっぱりこういう意味だったか。
「だから~わたしは大牧さん…温海ちゃんとお友達以上になりたいの~」
(友達以上って…恋人って事だよね?)
「え~と、友達以上って…」
「ふふふ、内緒。温海ちゃんが考えてる事かもね」
飯塚さんは笑う。
しかし、出会ったばかりなので私も付き合うかさすがに悩むけど、友達は欲しい。
「会ったばかりだけど~私と付き合ってください」
と飯塚さんは右手をだした。
(付き合うって事はこれは告白!?いやいや、単なる友達になろうって意味だよね)
でも、断る理由はないし、私のタイプでもあるからその手を取る。
「ありがと~、温海ちゃん。あと、呼び方は飯塚さんではなくて、夕って呼んでください~」
「わかったわ、よろしくね夕さん」
「さんはいらないよ~、夕でお願い」
初対面でいきなり呼び捨てはどうかと思ったけど、本人がこう言うなら仕方がない。
「それじゃ、改めよろしくね、夕」
「はい」
というと夕が突然抱き着く。
「ち、ちょっと何するの?」
「ごめんなさい、わたし~喜ぶと抱き着く癖があるの~」
「と、とりあず、は、離れて!く…くるしい」
今度はおっぱいに顔がうずまって苦しいけど、柔らかいけど弾力があってなにこれすごい…。
って私は朝から何考えてるんだ。
「そろそろ予鈴が鳴るから教室に行くわよ」
「ま、まってよ~」
「遅れから早くしなさい」
私は夕の手を取って教室に急いだのであった。
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