第3話 最初に武器を持ったのは

制御不能B

私はとても美しいと呼ばれていた

優しい旦那様も出来て、幸せだった


子供は居なかったけど、幸せな生活を過ごしていた


でも、ある日私は夫から捨てられた


私よりもいい人を見つけた

その人との子供が出来たと言うのだ


君は僕以外の人と幸せになってくれ


これは僕の過ちなんだ



そう言い残して……


彼は消えてしまった


馬鹿にして!!!!!


今更、私を置いて居なくなると言うのか?


なんで捨てられた?


原因(武器)は?それは子供が出来た……


そうか……彼を射抜いたものは……


子供(武器)を持ったのはお前だ


逃がさない!



私は彼を探した


私から彼を奪った奴も探した


私の幸せは忘れることじゃない?


友人の言葉も私には届かない


心がそれを受け入れられない


そして、私は武器を見つけた


その瞬間、感情をもはやコントロールしていなかった私は武器を奪った


私の幸せはこの武器によって奪われた


だから、私には復讐する権利がある


彼にもあの女にも……そして、この武器にも……


私が全てを壊してやる


最初に武器を使ったのはお前だ


だから、次は私がこの武器を使って壊してやる



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る