第4話

愛宮視点 (田中)


私は可愛いくて、誰が見ても美少女だった。


 でもこんな美少女が人生を更に人生を楽しむために金が必要だった。


 そこで私は男から騙し取って金を奪うことにした。


 

 計画を立てた。


 まずはボッチな奴をターゲットにする。もし仮にこの金のことがバレても、ボッチが仮に広めても誰も聞きやしないから、ボッチをターゲットにすることにした。


 そこで目にしたのが2年の狩物 一輝


 クラスからパシリにされるほどのボッチで、利用するには都合がいいと思った。


 彼のことを調べた。


 どうやら基本は図書館にいるようで、ラノベばっかりを読んでいるキモいオタクのようだ。


 オタクなんて、少し趣味を同意して、ゲーセンとかの自分の趣味に付き合えばころっと堕ちるから本当に楽そうな相手だった。


ーーーーーーー

 

 そして、私は計画を実行した。

 登校中の彼を狙った。


「あの、あゆむくんですか?」


「一輝ですけど、」


「あれ、そうだったんですか、」


 これはたまたまを装った話しかけと、私には他の男を探しているという、私を襲わない、一つの警告


 「あのトーテムってアニメ知ってますか?」

 私はアニメの話をしたそうにする。むしろこれしか知らないけど

 

 彼は喰らいたくような顔をする。


 「好きだよ。アニメも原作のゲームも漫画版も全部知ってる」

 キモ!もっとやることあるだろう。まぁオタクだから無理か

 こんなには何があってもなりたくないな。


  「凄いですね!!あの話をしていきませんか?」 

 嬉しそう、単純脳細胞かよ


 その後は地獄のマサガントークをされる。一応、私が話やすいように頑張って工夫してるけど、アニメの話は幾らしてもつまらないだけ。つかトーテムもほぼ知らないし


 「あの、よければ名前を教えて貰っていいですか?」

 私は知っているが知らない振りをする。


「俺は、狩物 秋だよ。君は」


「私ですか??私は、その」

 本名、言いたくねぇな、


 「田中 凛です。」


「よろしくね、田中さん」

 信じてる、アホだな。もう早速金パクレそう。


「・・・はい!!」


 ーーーーーーーー


 アイツと一緒にいる所は見られたくない。めんどくさいが、学校から離れた所であつまることにした。


 「あの、狩物さんお願いがあります。」


 「どうしたの?」


「お金、貸して欲しいです。」


「いいよ。」

 即答かよ。


「良いんですか!!」


「うん。田中さんは俺の唯一の後輩だから」


 キモっと思わず出そうになった。何とか聞こえなくらいで抑えたられた。


 「何か言った?」

 自らボッチ認めてるのかよ。プライド少しはないかよ。



 それからはもう容赦なく金を奪い続けた。本当に馬鹿な先輩 


 

 私が友達に借りたと言いつつお金を貰った話は聞かれてしまった。

 

 これは私にとっての一番のミスだった。


 まぁワンチャンまだくれるかもしれないから私は先輩に頼んでみたが、流石に断られた。


 はぁ、ならもう要はないわ。


 今までご馳走さまです!

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