900字にして書きかえて❗️新卒は、情熱のSFで焼かれろ!箱の中で、教祖様と2人きり
第3話 エレベーターの中で、社長というのか、教祖様とご一緒。どうしたら良いのか、考えるよゆうもない。熱すぎて、暑すぎるから。そして、ラスト!
第3話 エレベーターの中で、社長というのか、教祖様とご一緒。どうしたら良いのか、考えるよゆうもない。熱すぎて、暑すぎるから。そして、ラスト!
しかし、道は険しいぞ!
さすがは、SF気分な、謎ビル。
「とにかく、上へいこう!」
エレベーターが、彼のいる 3階フロアまで下りてきた。
「…チン!」
電子レンジの出すような音がして、エレベーターが開いた。
すると…。
「ええ?」
そりゃ、驚くよ。
働くフロアで良く見る、あの清掃のおばちゃんが、エレベーターの中にいたのだから。
「落ち着け!」
心の中で叫ぶ、彼。
「こ、この方は、社長なんだ!今は、清掃のおばちゃんの格好をして、カモフラージュしているが…」
恐ろしいことは、続くものだ。
「君、新卒?清掃のおばちゃんで、悪かったわねえ」
何だと?
おばちゃんに、彼の心の中が、読まれていたらしい。
「…とにかく、上の階にいくんだ!」
だから、待て。
そうだった。
エレベーターの中のボタンには、まるで手を触れていなかった。おばちゃんは、動かない。
「俺がやるしか、ないのか?何だよ、この時空!この、時間は!」
改めて、エレベーターの中の表示板を、見返してみた。
最上階は…。
「プレート?」
5階でも、10階でも、20階でもない、「プレート」と、書かれていた。
「チン」という音から連想して、焼き上がった何かを置くプレートのことなのか?
「ガタン」
エレベーターの扉が閉まり、上に向かって動き出した。
どのボタンも、押していなかったのに!
「どうしたの、新卒君?」
「…あ、あのう」
「助けて、ほしいのかな?」
…やばい。やばいぞ。
身体が、ほてってきたじゃないか!
「こんにちは、新卒君?私が、この会社の社長、サヨコですよ?」
ダメだ…。
もう、彼の耳には、入ってこない。
…熱い、熱い。
暑いを超えて、身体が、熱くてならなかった。
「情熱って、何だろう?」
情熱、情熱!
「どう?」
おばさんが、彼に、流し目を向けた。
情熱、情熱!
「た、助けてください!」
「あら…。かわいいのねえ、新卒君?」
「そ、そういう言い方は、どうかと!」
「あら、強いのねえ…。じゃあ、新卒教に入ってくれるということで、良いのね?」
「…はあ?」
タワバ先輩の言葉が、よみがえってきた気がした。
「誰かをわざと不幸にしてから勧誘するっていう教祖が、いるらしいぜ?新興宗教、新卒教」
「ぐぶう…」
彼の口から、きたない物が流れはじめた。
「ねえ、新卒君?会社には、情熱が必要ですよ?」
「…情熱!」
「ええ。新卒教でも、熱すぎるくらいの情熱が必要です」
「あ、熱すぎるくらいの情熱!」
「そうよ?そういう気持ちで、入社したんじゃなかったの?」
「…」
「どう?マニュアル新卒世代君?」
「…」
「こんがりとするまで、あと少しかな?」
「もう、ダメだ!」
「なあに、なあに?」
「お助けください、教祖様!」
もはや、教祖にしか見えなくなっていたおばさんに、泣きついていた。
「…チン!」
新卒世代の彼は、こんがりと焼けていた。
900字にして書きかえて❗️新卒は、情熱のSFで焼かれろ!箱の中で、教祖様と2人きり 冒険者たちのぽかぽか酒場 @6935
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