【幼児】編

1-4【ミオ・スクルーズ3歳】



◇ミオ・スクルーズ3歳◇


 俺は今、とても気分がいい。

 俺が座るのは、長方形テーブルの短い所。

 長い所には、この世界での大切な家族が座っている。


 母親のレギン。美人でスタイルが神ってる、二十八歳の俺のママンだ。

 父親のルドルフ。イケメンだがどことなく頼りなく、ようやく育児の大切さを知った三十三歳の、俺のオヤジだ。


 長女のレイン。おっとりとしている心優しい女の子、先月八歳になった俺のお姉ちゃん。

 次女のクラウ。寡黙かもくで大人しく、でも芯のしっかりとしている女の子、六歳だ。

 そして俺、長男のミオ。異世界に転生した、日本の魔法使いだ。

 魔法使いって何かって?おいおい、知ってるだろ?言わせるなよ恥ずかしい。

 男なら、誰でもなれる可能性を秘めた素敵すてきな職業さ。

 しかし、大抵の男はそれを捨ててしまうんだ。

 三十歳になる前に……いや、何でもない。むなしくなるからやめようぜ?


 ともかく俺は今、ぞくに言うお誕生日席に鎮座ちんざしている。

 そう、誕生日だ。俺は……三歳になったんだ。





 夫婦のギスギスを、赤さんながらに体験したあのひと月の経験は忘れる事はないだろう。

 あれから、オイジーは滅多めったに顔を見せなくなった。

 どうやら自分が裏でしていた事が、父親である村長にバレたらしい。


 まぁ何というか、村長は普通にいいおっちゃんだった。

 わざわざ俺……じゃなくてスクルーズ夫婦に謝りに来たり、うわさはデマであると声高く宣言せんげんしてくれたりと、実に良心的な人だったよ。

 そんなこんなで、それからあっと言う間に二年と数ヶ月。俺は三歳だよ。


「――ミオ、誕生日おめでとうっ!!」

「おめでとう~ミオ」

「……うん。おめでと」


 スクルーズ家の女性陣が、俺をいわってくれる。

 それだけで産まれてきた甲斐かいがあったと言うもの。

 涙が出ちゃうね。


「ほ~らミオ!野菜のケーキだっ!砂糖さとうは高くてうちでは買えないから、甘くはないけどね」


 おいオヤジ。そんな家庭事情を誕生日に言うなよ。悲しくなる。

 それでも、俺は言ってやりたい。

 この世界での大切な家族に、心から。


「ありがとうパパ、ママ……おねぇちゃん!」


 うんうん。実にいい子だろ?三歳にしてはしゃべる方なんだ。

 そりゃそうさ、言葉も意味も、産まれた瞬間には知っていたんだ。

 顔と舌の筋肉が自由に動かせるようになれば、こっちのもんよ。


 え?しゃべり方?

 うん。まぁ変えたよ。だってせっかく転生したんだ、元の三十歳どうて……ではなく魔法使いの俺は一切捨てて、この世界でミオ・スクルーズとして生きていくんだ。


 一から始めてるんだし、ロールプレイしたっていいじゃない。

 俺が一年かけて決めたのは、ミオ・スクルーズ――自分のキャラ付けだった。

 自分のキャラ付けはいくつかあるんだが、まずは頭の良い子だな。

 早くに言葉を覚えて、知らない言葉を次々と話していく。これは異世界にはよくあるのではないだろうか。

 日本の言葉で話していたら、何それ?何て言ったの?みたいな事はあるあるなはずだ。


 そう言えば、この世界の言語げんごって何なんだ?

 産まれた瞬間に意味も分かるし、俺には日本語に聞こえてたんだよな……言葉が言えるようになってからも、俺は日本語を話しているつもりで会話してるんだ。

 まぁ、それなりに気を遣って、いい子の皮は被ってるんだけどさ。


 初めて言葉をはっした時のあの両親の顔と言ったら、もう笑けてくるね。

 そろそろいけるかな?とか思ってても「ばぶ~」だし、何度か試しても無駄だったんだが、気ぃ抜いた瞬間に「はらへった」……って言ったんだぜ?


 そりゃあおどろくだろ、普通……ママとかパパじゃん?

 都合のいい事に、そんな流暢りゅうちょうしゃべっても、父親ルドルフの口癖が「腹減った」だったおかげで、「あなたに似たのね?」で済んだけどさ。

 なんにせよ、俺は頭の良い子になるって決めたんだ。

 親の言う事も聞くし、お姉ちゃんの言う事だって聞くさ。

 そしてその次……少し未来の話だが、俺は美少年になろうと思う。


 ――んだよ。文句あんの?いいだろ別に!前世では冴えない木の怪物トレントみたいな風貌ふうぼうだったんだからな。

 髪はぼさぼさ、やせこけた身体に無精髭ぶしょうひげだ。

 れた大木って言われた事もあるからな。悲しい過去さ。


 だから、俺はこの世界で美少年になるって決めたんだ!!……自分で決められるかって?ふっ……お生憎あいにくさまだ。

 ラッキーな事に、両親は美男美女……二人の姉も超絶美少女だぜ?

 そんな子供がブ男なわけないじゃん。


 え?母親が不倫してたら……?おいこらっ!やめてくれよ、それでなくてもその事で一悶着ひともんちゃくあったんだから!

 結果的には何もなかったからいいものの、数ヶ月はギスってたんだぞ。


 と、とにかくだ。歩けるようになった時、俺も水面みなもで確認しましたとも。

 鏡のない貧相ひんそうな村だから、自分を見る方法なんてたかが知れてるからな。

 雨が降った次の日に確認したよ。うん……いい顔だった。れしたね。

 髪の毛もサラサラの金髪……目は外人様のような綺麗なグリーンだ。いやまぁ実際外国人なんだろうけど。


 そして、そのお顔はめちゃめちゃキュートだったぞ。

 思った通り、美少年になれるって確信したね。

 例え悲しい事故が起きようとも、遺伝子バフでどうとでもなってくれ、頼むぞ遺伝子!!……って、え~っと……何の話してたっけ?

 ああそうだ、俺の誕生日じゃん。

 転生して、新しい人生三回目の誕生日だ。


 スゲーよな。まさか、三十歳でここまで大々的に誕生日を祝われるなんてさ。

 ってよく考えたら、精神年齢はもう三十三なのか?……今の身体は三歳だし、そういうことか。

 早いもんだよ。三年。転生して三年だ……なーんにもしてねぇじゃん俺!!


 せっかくの異世界転生も、何もせずただ過ごしてたら意味ないだろ?

 でもさ、何も出来ねーのが現状げんじょうな訳よ!だって、この前まで赤さんだったんだぜ。

 何かをしようにも、誰かが常に近くに居るんだよ。

 姉ちゃんしかり、オヤジしかりさ……


 特にオヤジ。ルドルフは、あの一件があってから過保護になった。

 俺が食っちまった葉巻事件。それで一旦家族崩壊しそうになったんだが、その事件を乗り越えた先にあるのが、今のルドルフの過保護だ。

 以前は家事や育児はノータッチだったルドルフも、積極的にやってくれるようになって……おどろくなよ?


 そのおかげで苦労が減ったレギン、俺のママンは……めちゃめちゃ美人さんになったんだ。

 もともと美人ではあったが、甲斐性かいしょうのない旦那とクソったれな間男のせいで心身がやばかったんだが、ここ最近はもう別の意味でやばい。

 セクシー女優も負けなしの色気を放ってんだもん……もしかしたら、近いうちに家族が増えるかもしれん……


「……ねぇ」


 いやしかし……普通の三歳って何してたんだろうな。

 いろいろ考えながら過ごしてるけど、三歳児の言動とか俺知らないし。

 いい子になるって決めたはいいもののさ、この村……マジで何もないんだよ。


「ねぇってば、ミオ」


 ん?あ、やべ……クラウ姉ちゃんが呼んでた。


「……ん?」


 可愛らしく、小首をかしげて言う。

 うん。前世の俺がやってたら軽く死ねるな……もう死んでるけど。


「もう……ほら、蠟燭ろうそくふーってして」


「うん!」


 次女のクラウ。六歳児にしては、かなり知識が豊富ほうふかしこい子だ。

 いったいどこで覚えて来てんだか。


 俺は思いっ切り息を吸いこんで、野菜のケーキにブッ刺さってる一本の蠟燭ろうそく目掛けて息を吹きかける。

 三本じゃないのかって?言うなよ……貧乏なんだ。


「ふっーーーーー!」


 フッ――と、何とも簡単に消えた小さな蠟燭ろうそく

 パチパチパチパチ――と、家族が改めて「おめでとう!!」と言ってくれている。


「えへへ……ありがとう!」


 満面の笑みで、俺は家族に言う。

 本心だよ。本当にありがたいって思ってるさ。

 誕生日なんて、俺は盛大に祝われたことなんて無いからな。誕生日は祝うもの。

 「おめでとう」と、メールやラインで言葉をもらっても、こうして囲まれて祝われた事なんて、なかったんだ。


 一様に「おめでとう!!」と俺を囲む家族に、俺も笑顔で「ありがとう!」と返す。心からの思いだ。うそなんか一つもないさ。

 ただ、慣れていないだけで……別に緊張してるとかじゃないぞ?


「あら、どうしたのミオ……?」


 うん。ママンは気付くよな。

 そうだよ、俺はドキドキしてるんだ。

 主に、家族それぞれの椅子に隠れてる小さな箱にさ。


「あー!ミオ……これ見てる」


 長女のレイン姉ちゃんが、俺の視線に気付いてしまった。

 やっべぇ……知らんうちにガン見してた!


「あ……えっ……う」


 あぁもう、なんか上手く言葉が出ねぇよ。

 気恥ずかしさと慣れない経験で、頭のいい子をよそおう事も出来ん!!

 誕生日なんて祝ってやる側だったんだからな!


「はっはっは。ミオも子供だな!」


「うふふ、そうね」


 残念だけど中身はおっさんだよ。精神年齢はルドルフ……お前と同い年だ。

 それでも、俺はこの世界で……ミオ・スクルーズとして生きるんだ。

 例え、このな~んにもないド田舎の村でもさ。


「ほら、ミオ!パパとママからのプレゼントだぞっ!」


「わ、わぁ……アリガトウ!」


 アカン。めっちゃ棒読みになってしまった。

 その一際大きい箱には何が入っているのか。去年の二歳の誕生日は、ママンの特製ご飯だけだったから……うん。期待してしまうよな。


 三歳児への誕プレか……なんだろうな。

 日本だったら、キャラクターのおもちゃとかか?

 そう言えば前世で、弟の子供の誕生日におくった日朝の女児向け変身グッズ……喜ばれたのだろうか。


 ……っと、変な事考えている内にオヤジが開封してやがった。

 おいおい、普通は「開けてご覧」とか言わねぇ?


「じゃ、じゃじゃーん」


 ん?もしかして、オヤジも緊張してんな?

 封をかれた箱、その中には……木が入っていた。


 えっ――木?


 おいおいやめてくれよ……木の怪物トレントって呼ばれた前世の俺への当てつけですか?

 いや……違うな。よく見ればその木の欠片かけらたちは様々な形に切られて、加工されていた。


「……これはなーに?」


 うん。もう分かってるよ、本当はね。

 でも三歳児だし、聞いた方がいいだろ?

 その返答を、ママンが言ってくれる。

 なるほど、オヤジとママンは二人で一つの誕プレって事か。


「これはねミオ、積木つみきって言うのよ?」


 だろうね。積木つみきだよどう見ても。

 でもさ、三歳児に積木つみきって遅くないか?俺の勝手なイメージだけどさ、一歳から二歳のイメージなんだが。

 まぁ、じゃあ三歳児のプレゼントって何だよって聞かれたら、答えらんねーんだけどさ。


 オヤジとママンから積木つみきを誕プレで頂いた俺は、それを手に取って色々してみる。

 う、うん。実にむなしいんだが。

 心がすでに成人してしまってる以上、楽しめる訳がないんだよな。


 ――って、痛てぇ!!

 おいルドルフ……ちゃんとけずっておけよ……木が刺さっただろうが!!

 声には出さない様にして、俺はオヤジをにらむ。


「お?ははは、喜んでくれたみたいだな~」


 ちげ~よ。にらんでんだよこれでも!!

 まだそこまで上手く表情筋が動かせねぇの!!

 それでも目つきだけはにらんでるつもりなんだが!?


「うふふ……よかったわねあなた。二人でけずった甲斐かいがあったわ」


 ……。うん。そうか……ママンもやってくれたのか。

 涙ながらに本当に嬉しそうにするレギンに、流石さすがの俺も何も言えん。


「あ……ありが……と」


 我ながら、実に苦々にがにがしい作り笑いだったと思う。

 それでも、親を(特にママン)困らせてはいけない。

 自意識のうすい赤子ならともかく、今後の俺はいい子になるんだからな。

 将来への布石ふせき作りは、もう始まっているのだ。


「いい子ねミオは……あ、そうそう、お姉ちゃんたちからもプレゼントがあるのよ?きっとミオも喜ぶわっ」


 ほぅほぅ、しかしママンよ、娘たちへのハードルめちゃめちゃ上げるじゃん。

 ほら見ろ。レインの顔引きつってるぞ?クラウは……うん。変わってないな。


「そ、そうだね。次はお姉ちゃんだよミオ!」


 流石さすが長女のレインお姉ちゃんだ。

 ポンと手を叩いて、空気をえようと必死だったけど、そこは見逃そうじゃないか。


「……えっとね。レインお姉ちゃんからは……」


 レインお姉ちゃんは、椅子の背凭せもたれに置いてあった小さな箱を手に取って、俺の目の前に持って行って、よく見える様に開けてくれた。

 そうだよ、こうやって見せる様に開けるんだ。分かったかなルドルフ君。


 レインお姉ちゃんが開けた小さな箱の中には、さらに小さな何かが入っていた。


「なぁに?」


「う、うん。これはね……」


「おお!貝殻だなっ!」


「……」


 おいルドルフ……娘の出番をうばうんじゃないよ。

 ほらぁぁぁ!泣きそうじゃん!涙浮かべちゃってんじゃん!どうすんだよっ!?


「あ、あなた……」


 おっと、レギンは流石さすがに空気の読めるママンだ。

 ルドルフの耳を引っ張ってだまらせてくれた。よし、さぁレインお姉ちゃん、仕切り直しだ頑張れっ。そのめちゃんこ綺麗な貝殻のご紹介をしてくれ!!

 もう俺は何でも嬉しいから!その気持ちだけで充分だから!!


「こ、これ……【キールの貝殻】……すっごく探したの。やっと一つ見つけられて」


 【キールの貝殻】って確か、レインお姉ちゃんがずっと欲しいって言ってた虹色の貝殻じゃ……ま、まさか……俺の為に?

 いい子じゃ……俺のお姉ちゃんがいい子じゃぁぁぁぁぁぁ!!


 その綺麗な貝殻にはひもが付いていた。

 ほら、貝殻ビキニでひもを通すところだよ。

 そこにひもくくりつけられていて、首から掛けられるようにされていた。

 サイズは大したこと無くて、三歳児の手のひらに乗るくらいの小さな貝殻だった。

 でも、これは確かに綺麗だ。

 ランタンの明かりで照らされて、虹色にかがやいている。

 レインお姉ちゃんがくれたこの貝殻、【キールの貝殻】は、どうやら相当珍しいヤツらしく、しかも虹色は滅多めったに出ないんだとさ。

 おい、誰だ「ガチャ演出みたいだな」と思った奴、正直に手をあげなさい。

 うん。俺は思っちゃったよ。


「よかった、似合ってるよ。ミオ」


「ありがてぇ……」


「――え?」


 あ!やべっ……心の声が。


「ううん。ありがとう!おねえちゃん!!」


 ニパァ――と花が咲くような笑顔で誤魔化ごまかす。


「そっか、よかった~……喜んでもらえて」


 セーフだ。流石さすがスクルーズ家のアイドルの笑顔。

 スクルーズ家の全員に特攻を持っているのだ。


 さて、最後は次女のクラウお姉ちゃんだな。

 ちらりと見た所、椅子には隠されていないが……箱に入れる程大きくはないという事か?それとも、箱に入りきらなかったから別の場所にあるのか?


「じゃあ最後だ。クラウ、いったい何を用意したんだい?確か、箱はいらないって言ってたが……」


「そうね、クラウ……いったいミオに何をプレゼントするの?」


 両親も知らないのか。

 クラウ・スクルーズ……スクルーズ家の次女で、俺の二番目のお姉ちゃんだ。

 寡黙かもくで大人しく、どことなく不思議ふしぎな雰囲気をかもし出す女の子。

 正直言って、ルドルフにもレギンにも似ていない。

 顔はレギンに似ているけどな。性格は全然だ。


「……」


 お?どうしたんだ、おもむろに立ち上がって……姉弟の部屋に置いてあんのかな?いや、でもそれらしいものはなかったけどな。


「……」


 え?何?俺の前で止まったんだけど。

 オヤジ殿もママンもレインお姉ちゃんも、キョトンとしてこっち見てますけど!


「ミオ……」


「な、なぁに?」


 マジで何?プレゼントは?

 そんな眠そうな目で見られると、こっちも眠たくな――


「はい、プレゼント――ちゅっ」


 は?……は?……はぁ?

 何?どうなってんの?目の前に……クラウお姉ちゃんの顔があるんだけど。


「あらあら、おませさんね~」

「ははは、クラウはミオが大好きなんだなぁ」


「……どう?うれし?」


 えっと……え?

 キスされた?口に?

 転生して、始めて意思と身体が統一したかも知んない。

 多分、俺の顔と考え……まったく一緒だわ。


「ミオったら、顔真っ赤よ?まるで意味が分かってるみたいね~」


 ママン……確かに、意味は知ってるよ。

 ママンにもオヤジ殿にも、飽きる程されてるよ。

 でもさ、影になって見えなかっただろ?


 この子……舌入れて来たんだぞ!?まだ六歳だよな!?

 三歳児が何ともディープなキスをして来たんだがぁ!?

 どうなってんだよ!!前世の俺をふくめても、ファーストキスだったのにぃぃぃぃぃ!!

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