第25話
『コトネは10冊超えている』と
ママにだまされて
自主学習ノート20冊
中身は4マスに1文字50音並べ立てても叱られず
『質より量』
あたしのペンダコのみ増えてゆく
娘を比較対象にしたいママの
ミュンヒハウゼン症候群の生贄
小学生の時はね
3年生の時一学期が始まったばかりのとき
休み時間の度にだれか話しかけてくる
あたし友達いないのに
その謎かけわかる?
ハイ 答えは
春休みのPTA総会にて
集まった親たちへ
『私の娘、人見知りでお友達少なくて
おたくのお子さんから声掛けてもらえないかしら』
とかなんとか吹き込んでたらしい
『たくさんのクラスメイトに囲まれる娘』
の姿が理想なママには
2人の仲良しと遊ぶあたしが
物足りない
っていうか
自己満できなかったんだろうね
『娘は友達少ない
なんとか私が友達を増やしてあげなきゃ』
って羞恥極まりないロビー活動を
心の底から
『娘のために』
と盲信してる
クラスメイト達からさ
『アユニちゃん友達少ないから声掛けてあげてってママにお願いされたの★』
『あ、あたしもー!』
って無邪気に飛び交う
その事実に
『そーなんだ😂ありがとう』
って苦笑いしかすることができない
いたたまれない
ちょー地獄の地獄スクールライフ
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