第24話
このまま ママの手のひらの上で
踊らされてたらまずい死ね
ぬるま湯でゆっくり泳がせて
あたしが成人した途端
強キャラみたいな扱いするんだろうな
このままその手のひらで
ゆっくりまったり成長したらね
年相応のバイタリティや引き出し…
いわゆる人間力ってのが
まるっきし身につかなくて
自発もできなくて
友達もできなくて
そんな人生になるよって
危機感があたしにはある
そう思い始めてからは
ママのままごと ざれごとに
付き合うのもアホらしくて
中身や本質なんて見てやしない
自主学習ノート
1文字に4マス使っても
使い終わった冊数多ければそれで満足
叱られない
like a バーリートゥード
なんでもありの
『質より量』
中身空っぽの
なんの身にもならない学習だってこと
ママはひとつも気にしてない
そんなことしてたら
ハイ 怖い話
二学期の初日
担任からノートの冊数発表
『白咲コトネ 2冊
安仁屋アユニ23冊』
って衝撃
ハイ またママにだまされた
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