タイトルどおりの、日常を綴った俳句です。
私は俳句って言われると肩が張るというか、
松尾芭蕉だ壬生忠見だ(忠見は短歌だ)とか浮かんできて、
格調高さがドウタラコウタラと思ってしまうのです。
しかし、別にそんな、遠巻きに見るものでもないんだ、と。
日常の一場面を、優しい視点や筆致で掬い上げるだけで、
こんなに素晴らしい俳句ができあがる。
時に温かさを与え、時にクスッと笑える場面を伝え、
時に人間の日々を生きるエネルギーで俳句を破壊する本作を、
日々生きるあなたも是非、受け取ってみてください。
ユーミンの『やさしさに包まれたなら』って感じです。
この俳句集は我らがさくらみおさんの日常を語る俳句……なのですが。
――いくら何でも自由すぎねぇか?!
これには二つの意味があります。一つ目は俳句。俳句の型をはるかに超えた作品がありました。型を破る! なかなかすごいですよ。その、五七五はどこ行ったっていう作品について言うと、最高ですね! なんか、すごい、人生謳歌してるなって言う感じの……。何はともあれ、めっちゃ良いんです。
そして二つ目は、日常が自由! さくらさんという、あくまでインターネット上の性格ですが、すごい性格が染み出てるんですよね。
さくらさんはカクヨム短編賞で特別賞の受賞と、リュウジコンテストでカクヨム賞の受賞の経験があられます。
そんなさくらさんの日常がすごい、なんというか愛しいんですよね。
さぁ、これから俳句を見るにあたって、一つご紹介します。二周、三周。これは何のことかわかりますか?