第3話 旦那との出会い
職場にはよくふざけてバカな事ばっか言ってる
男性のリーダーがいた。
私が来る前は怖い人だったらしく
従業員をよく泣かせる人だったらしい。
それでも意外と女性にモテる。
ある人はリーダーの高圧的な態度に苦しめられ無断欠勤するようになった人もいたぐらい。
この人が無断欠勤をし、理由を知ったリーダーは
自分を変えようと反省し、そこから丸くなったみたい。
もちろんまだ名残りはあって、私にも理不尽な事でキレられ泣いた事もある。
そう。
こいつが後に私の旦那になる人だ。
リーダー「りりちゃん、りりちゃーん好きだよ!」
リーダー「好き!」
リーダー「早く会いたいよう」
最初はまったく興味が無かった。
顔も私はタイプではない。
なんだろ…毎日会う度に好きって言われて
私を必要としてくれてる…
こんなに愛情表現してくれる…
あぁ…好きかも。
よく分からない気持ちのまま何度か2人で遊びに行った。
ドライブもした。
ご飯も一緒に作った。
お泊まりもした。
好きが確信に変わった時には、付き合ってない事に違和感を覚えた。
だから聞いてみた。
りり「なんで付き合おうって言ってくれないの?」
リーダー「俺、3年ぐらい彼女いないんだ。前付き合ってた女に騙されてからあんま信用できなくて…
だから付き合うのはちょっと待ってほしい。」
リーダーはそう言った。
りり「そうなんだ。でも私は裏切らないし騙さないよ。そんな女じゃない」
リーダー「うん、そうかもしれないけど…やっぱまだ信じれない。だから待っててほしい」
私は純粋に信じた。
その後も普通に遊んだりして楽しく過ごしてた。
ある日、職場の人達数人で宅飲みをした。
ベランダでそこそこ仲良くしてた3つ上の女とタバコを吸ってたら
女「りりちゃんは好きな人いないのー?
いるなら教えてよっ!恋バナしよ!」
りり「えー。んー…いなくはないんですけどちょっと迷ってて…」
女「えっ誰誰?聞きたい!絶対言わないから!」
りり「リーダーにずっと好き好き言われて、ちょっと心が揺らいでる自分もいて」
女「あっ…そうなんだ。いんじゃない?付き合っちゃいなよ」
りり「んーどうですかねえ。逆に好きな人いないんですか?」
女「私はいないよ!」
この時は何も知らず…恋バナとして、相談として普通に話した。
いい感じに酔っ払って帰宅した。
何も知らずに…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます