アウカトラ:ランプといえば
アウカトラとはランプ肉を指す。
牛肉の部位はよくわからない。
値段の安い肉を買うだけだし、牛であれば何でも美味しい。
そんな私だ。
ランプというと肉よりもジャムの商品名のほうが脳裏に浮かぶ。
漱石はジャムを舐めていたそうだ。
そこまでいかないが、私もジャムが好きだ。
ジャムは小さい頃から身近にあった。
父はトーストに塗りたくっていたが、私はジャムトーストが(というかトースト自体が)あまり好きではなく、もっぱらヨーグルトに入れていた。入れていたというのは正確な表現ではない。健康を考えた量のジャムがのったヨーグルトの器が毎朝食卓に並んでいた。
家には加糖のヨーグルトはなく、ヨーグルトと言えば少しのジャムが入った甘酸っぱいものだった。
好きではあったが、ジャムをもっといれたかった。
一人暮らしを始めてから、フ◯ーチェを独り占めする、アメリカのドラマの真似してアイスクリームのでかい容器を抱えて食うなど幼き頃からの欲望を次々と満たしていった私は当然、ヨーグルトにもたっぷりとジャムをいれるようになった。
大抵の欲望は何度かやってあきたが、ヨーグルトだけは今でもたっぷりとジャムを入れている。
ジャムは市販の他に手作りもする。
といっても酒につけていた果物を定期的に煮ているだけだ。
最近はバナナとパイナップルをつけることが多いので、ジャムもバナナパイナップルジャムである。
こう書くとエコっぽいでしょ。
実際にはただの貧乏人のやりくりなんですけどね。
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