鯉こく:続それは恋の話
実はそれなりにモテた。
もちろんこの駄文は似非物語の嘘八百であるから何を書いても良いわけだ。
というわけで少し震えながら宣言をさせてもらう。
私は実はそこそこモテたのだ。
モテモテというわけでもない。
常に相手がいたというわけでもない。
ただ誰か人づてに素敵みたいに言われることがそこそこあったというだけだ。盛大に話を盛りながらいくつか自慢してみようではないか。
「黒石くん、売約済みでなければなー」って言ってる子、何人かいたんだよ。
○大の子たち、廉さんと一緒に飲みたいから合コン組んでくれって言っていましたよ。
実はこの前、黒石さんって黙っていればかっこいいなって話してたんですよ。
笑わないあの子が廉さんの冗談で笑いころげてて、「黒石先輩素敵だよね」とか言ってましたよ。
試合の時、あの上段の人、かっこいいって女の子がキャーキャー言ってましたよ。
常に後からである。
もしかしたら、からかわれていただけかもしれない。
いや、からかわれていたのか。
お前ら、みんなして俺をからかっていたのかちくしょー。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます