ミミックのつぼ焼き:ママカリ、ミミクリ、パスティーシュ

 ママカリが好きだ。

 たしかにご飯を借りに行くのもわかる。

 途中でご飯が切れたら、私も頭モヒカンにして釘バットもってお米を借りにいってしまいそうだ。


 ママカリも好きだが、ミミクリも好きである。

 猿真似でも模倣でもパスティーシュでもなんでもよい。

 文豪の真似事をして遊ぶのが好きだ。


 清水義範のパスティーシュ小説は楽しい。

 「スノーカントリー」とか絶対に読んで欲しい。

 教師のツッコミと絶妙な直訳&文法無視して単語だけつなげただろうという強引な訳し方文体が楽しかった。


 で、そのような私だから自分で言葉遊びをするのも好きである。

 ただやってみてわかるのはパスティーシュというのは本当に難しい。

 

 埋もれてしまった作品なので、供養もかねて少しだけ宣伝する。

 遊びすぎてしまってこれまでのあらすじにもなっていないし、寒々しいあたりが売りである。

 わかっているから「あらすじになっていない」「寒い」等の褒め言葉はいらない。

 いつの日か、自主企画とかでパスティーシュ小説大会とかやってみようかしら。


走れ◯ロス

「シカタは転移した。必ず、ハーレムの王にならなければならぬと決意した(後略)」

https://kakuyomu.jp/works/16817139555998297017/episodes/16817139557200386598


目指せ、芥川!

「ある夏の昼近くです。西の市場の露店の近くに、泣きべそをかきながら下を向いている、一人の女の子が(後略)」

https://kakuyomu.jp/works/16817139555998297017/episodes/16817139557201885588


ナニたちぬ

「Ma bite se lève, il faut tenter de la cacher.」

https://kakuyomu.jp/works/16817139555998297017/episodes/16817139557208058078

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