ワイン:ソムリエ(エロ回)
私は読書感想文が大嫌いである。
ついでにいえば、朝の読書タイム的なものも強制の臭いがするのは好きではない。
義務にしたら楽しくないではないか。
習慣づけが大事だとかいう大人がいたら、ソシャゲを毎朝三つほどやらせるようにしたい。
ログインボーナスを受け取りそこなったり、ゲームプレイに必要な時間で回復するポイントを溢れさせたらペナルティつきにしてやれば良い。題してソシャゲルドヴィコ療法(ちょっと違うかも)。
ゲーム嫌いになるんじゃない?
昔、塾の先生が文学史の解説で源氏物語と金瓶梅がエロいという話をされていたことを憶えている。
聞いている者は国語辞典で「エロい」言葉を引いて喜んでいるエロガキたちだ(今はどうなのかは知らないが昔の中学受験は文学史もけっこうでていた。ちなみに上の方のクラスは男女別なので本当にエロガキしかいなかった)。
そんなエロガキの一人であった私は、源氏物語=エロい本とインプットされて大人になったら読んでみようと思うのである(。そして須磨返りどころか桐壺ループすることになる)。
ちなみにその先生は肝心要の好色物に関してはそこまで説明をされなかった。
多分、そこまで話すと授業そっちのけでエロガキたちがピンクの象ならぬピンクのイメージに浸りだすとわかっていたのだろう。
そういえば源氏物語には輝く日の宮説というものがあった。
詳しく述べるほどの知識が私にはないのだが、もしあったとするならば、かなりエロそうな感じのするものであった。
真面目に本の話をしようと思っていたのに気がつけば、エロエロエッサイムとわけのわからない呪文をとなえはじめている私であるが、本はできるならば自分が「美味い」と思うものをおすすめしたい。
子どもに本を読ませたいのならば、皆自分の「美味い」ものをおすすめすれば勧める方も勧められる方もどちらも楽しいことだろう。だから、本のソムリエになろうよと思うのである。
誰かが楽しそうに語っているの聞いたら、それ体験したくなることよくあるでしょう?
というわけで、本のソムリエたらんとする私の本日のおすすめは、
田中貴子、田中圭一 『セクシィ古文』(メディアファクトリー、二〇一〇)
である。
古文の授業で品詞分解とかやらされたあれらにあんなエロエロ話があったなんて。
最低(褒め言葉)の下ネタイタコ漫画家の挿絵ともども超楽しい。
エロで鼻の穴を膨らませるだろう今宵のあなたへ(←本のソムリエ資格剥奪確定)。
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