セコンド・ピアット:本日のウン勢(ざまぁ回)

 食べ物と本の話ばかりが続いた。

 タグにpoo-pooう○ちと書いてある以上、それを裏切るような展開はいかがなものかと思う次第である。


 犬たちはトイレの大の場所をとうとうおぼえなかった。

 いや、正確に言うと、ペットシーツの上ですることをおぼえなかった。

 日中は庭に勝手に出ていってしてくれる。

 問題は窓をしめたあとのことである。


 彼らがここですると決めた場所にするわけである。

 次郎丸(仮名)は計画的で外に出られる時間帯に済ませてくれることが多い。

 太郎丸(仮名)は「出るぜ出るぜでっかいのが出るぜ」と言わんばかりにリズミカルに尻を振りながら駆け回って教えてくれる。

 その場合はちり紙をもって後ろをついてまわり、ちり紙で受ける。

 

 問題は人が寝静まったあとのことである。

 私たちも夜にもよおすことはある。だから彼らを責められない。

 臭いで気がつけばすぐに始末するが、問題は気が付かずに朝を迎えてしまったときのことである。


 「寝ているからお前の尻など見ていられない! トイレ拾い契約を破棄された僕たち。夜の部屋で自由にきばって無双する! ふみぬいた? 今さらそんなこと言われてももう遅い! あなたたちの足の裏のことなんて知りませんよ!」


 朝、突発的に運試しがおこなわれる。

 うん、今日はついている! どちらであるかはご想像におまかせする。


 私がけんけんで移動していた理由は聞かないでほしい。

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