強肴:イケイケドンドン(ざまぁ回)
犬を飼いはじめて二年弱経ったあたりから布団生活になった。
ベッドだと犬たちが飛び降りるときに怪我をしないか心配だったからだ。
ダメ押しとなったのが二頭目次郎丸(仮名)の寝相だ。
寝相の悪い彼が床に転がり落ちていくのを目撃したのを機にベッドを処分した。
布団にしてからいくつかの変化があった。
布団だからベッドのようにいつでも寝られるということはなくなった。
夜になると犬たちが布団をしいてくれと催促するようになる。
彼らには自分のベッドがあるのだが、これはあくまで昼寝用ないしは夜暑いときなどの避難場所らしい。
まぁ、これは良い。
良くないのはもう一つの変化の方である。
犬の運動会の会場に布団の上が加わったのである。
ベッドの頃は落ちたら危ないと感じていたのか、さすがに上で暴れることはなかった。
布団だとやりたい放題である。
私が寝ている時、最初の方は遠慮して避けてくれる。
エンジンがかかってくると、上を飛び越えていく。ドッグランにアジリティ用の障害があっても常に冷静に避けるくせして飼い主の上はスーパーマンスタイルで飛んでいく。
さらにヒートアップしていくと彼らは無双状態になってしまう。
「神スキル【興奮】で僕たち無双する件。えっ? 踏まれた飼い主がうめいている? 普段えらそうなあいつらなんて知りません!」
ざまぁキック、けっこう痛いので、彼らにはもう少し落ち着いてほしいと思う。
なお、今回はタイトルにざまぁ回とつけてみた。
こうするとそこだけPVが跳ね上がるらしい。楽しみである。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます