第3話【乖離(現地民と)・・・・・・そして旅の仲間との出会い(仮)】
悠「・・・・・・・・・ここがスティネの街か。」
ベネウェ「そうさね。さっきまでいたのがウィネルの森。昆虫系のモンスターがよく出現するところだよ。」
悠「なるほど。それで?オレはこれからどこにいけばいい?」
ベネウェ「この街の役場兼冒険者なんかが集まってるギルドさね。」
悠「そうか。そこに行けば所謂冒険者登録ができるわけか?」
ベネウェ「ん?あぁ、そうだよ。それにしても悠。アンタは本当に魔術を使って隠れてこの街に入るとはねぇ。」
悠「正式に街には入れないんだろう?だったら多少のことは許して欲しいものだがな。」
ベネウェ「そうかい。それにしてもアンタ武器だとかも買わないと行けないんじゃないかい?」
悠「武器か・・・・・確かに必要かもな。ならギルドで登録を済ませた後案内してくれ。武器屋にでもな。」
ベネウェ「わかったよ。まぁ金は道中でゴルドセンチピードとかスタングレッサーやらをしばいたから大丈夫だと思うけど。それにしてもアンタは豪運なんだね。何せ滅多に見つからないブラッディーライオネルに出くわした挙句速攻でぶっ倒すんだからね。」
悠「それはどうでもいい話だろう?今は倒し終わっているのだから。倒す前は脅威かもしれないが倒してしまえば脅威ではない。」
ベネウェ「まぁ確かにそうさね。っと話してる間に着いたよ。ここがギルドさね。」
悠「あぁ。それじゃあ登録してくる。ベネウェはここで待っててくれ。」
ベネウェ「多分受付嬢が驚き叫ぶことになると思うけどね。」
悠「そうなったらその時はその時だ。耳でも塞ぐさ。」
ベネウェ「アッハッハ!確かに!」
ーーーギルド入り口を開けるーーー
悠「(ふむ。この感覚・・・・・ピリついているな。殺伐とはしていないがほのぼのともしていない。まぁいい。初心者狩りだとかそこら辺だろう。殺気でも出しておくか?)受付嬢。冒険者登録をしたいのだがいいだろうか?」
受付嬢「は、はい!(ビクッ)登録料として100ゲネム(現代で言う100円みたいな感じ)頂きます。」
悠「あぁ。どうぞ。」
受付嬢「で、ではこちらの水晶に手を置いてほんの少しでいいですので魔力を流してください。ステータスカードに記載しますので。」
悠「わかった。(ふむ。これくらいだろうか?)どうだ?わかったか?」
受付嬢「えっと・・・・・確認しますね?ってえぇぇぇぇぇ!?なんですか!?このステータスは!?魔力が異常なくらい高いですよ!?まだレベル1なんですよね!?」
悠「そうだがそれがどうかしたのか?」
受付嬢「あり得ないんですよ!?レベル1で魔力の総数が150を超えているだなんて!?」
悠「そうなのか?別に気にしないが・・・・というか早くステータスカードと冒険者登録を済ませて欲しいのだが。(少し威圧する)」
受付嬢「は、はい!(ビクッ)ランクは最低ランクからになります。頑張ってください!」
悠「ありがとう。では失礼する。」
受付嬢「は、はい!」
悠「それと・・・・・さっきからなんだ?人のことを遠目からジロジロと・・・用があるなら話しかけてきたらどうなんだ?」
???「アッハッハ♪気づいてたんだ?ならもっと早く言ってくれてもよかったのになぁ?」
悠「要件を早く言ったらどうなんだ?どうせ初心者狩りといったところだろう?」
???「むぅ〜・・・・ボクがそんなことをするような女に見えるのかい?」
悠「む。女性だったか。すまない。」
???「別にいいけどさぁ〜あ。その前になんでボクが男だと思ったのか聞いてもいいかい?」
悠「あまりそういったことは言いたくないんだが・・・・」
???「別にズバッといってくれちゃっていいよ〜♪」
悠「そうか。容姿だな。髪も短く胸囲が控えめだったもので背が小さいだけの男性かと思ったのだが・・・・・後は声だな。女性なのであれば声が比較的低めだったのでな。」
???「やっぱり女って思うには胸なんだなぁ〜(項垂れる)」
悠「胸囲と言ったのだが?」
???「あ、そうなの?ならよかった♪それにしてもキミ背ぇ高いねぇ〜。トレーニングとかしたの?」
悠「近すぎないか?それとペタペタと体をあまり触らないでもらいたんだが・・・・それとそろそろ名を教えてもらいたんだが?後要件と。」
???「あ。ゴメンゴメン♪名前だよね?シュラン=メネルだよ♪よろしく♪」
悠「赤嶺 悠だ。よろしく頼む。」
シュラン「要件なんだけどさぁ〜ボクたちのパーティに入ってくれないかな♪」
悠「パーティに?」
シュラン「そ♪」
悠「旅の相方が外で待っているのでな。相方と相談してからでもいいだろうか?」
シュラン「ん〜?別にいいよ〜?」
悠「そうか。なら・・・・・この近くにあった店でパーティメンバーと待っててくれ。相談してからそこに行く。」
シュラン「おっけ〜♪待ってるよ♪」たったったった〜
ーーー外に行くーーー
悠「・・・と言うわけなんだがどうする?」
ベネウェ「うん?アタシは別にいいと思うけど?どうするんだい?」
悠「そうか・・・・・。オレとしてはあのシュランという女性が何かを隠しているようにしか思えないんだが・・・・・考えすぎだろうか?」
ベネウェ「ん〜・・・・アタシとしても会ってみないとわかんないかねぇ?会ってみて怪しかったらその時はその時さね。」
悠「そうか。とりあえずはパーティメンバーに会ってからということでいいか?」
ベネウェ「そうするとするかね。」
次回に続く(更新日は未定)。
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