#24 ハロウィンなんて戦前日本にもあったよ

昨年の韓国での悲惨な事故を受けてか

行かない大人がお仕事で作った 煽るような報道が減り 

今年はニュースなども良い方の自粛があったようで

LIVEなどしていなかったようですね さっさと 

注目されない物=ダサい の坂を転げ落ちて

早く 楽しい子供たちのお祭りに戻りますように


ところで 戦前にハロウィンそっくりの行事が

あったのを知ってますか?

まあ さすがに私も母から聞いた話なんですが


大阪北新地界隈で料亭を中心に行われた

〝年越しのおばけ〟という行事です


年越しと言っても 新暦の大晦日の事ではなく

旧暦の正月 つまり立春の前夜 節分の日に

町をあげての仮装大会があったそうです

   母方祖父の養父の後妻が新地の料亭の女将で

   血はつながらないが孫にあたる母は跡継ぎに指名され

   北新地の料亭にも出入りしてたのです


芸者衆は歌舞伎の扮装をして 料亭の女将さんに挨拶して回り

年寄りの仲居さんが娘まげの桃割れに結い上げて振袖で迎える

という 町中で笑い声が起こる行事だったそうです

もちろん 女将さんも一目で分かる歌舞伎衣装で出迎えます


旦那衆は(多分ひときわお高い)宴席に普段と違う

若衆姿や花魁姿の芸妓をよんで年を越したそうです

     実家にはうちの料亭の屋号提灯を掲げて

     数人の芸者さんが女火消の衣装で揃っている

     写真がありました

傾いた格好で練り歩いて 邪気を払って年を越す

といえば これほぼハロウィンじゃないですか


ただ 歌舞伎のしつらえは高くつきますからね

金持ちの道楽ではあったのでしょうね



私の知る限りハロウィンはお菓子屋・おもちゃ屋が

焚きつけて 幼稚園などで始まって

何しろ幼い子供の仮装は可愛い 

キャンディーくれというのも面白い 

というのでファミリー層に広がり

だったら怖い仮装より可愛いのがいいと姫仮装に


となると 可愛い大好き女子が仮装したさに食いついて

この辺までは 関連企業の思うつぼだったんでしょうが


膨張する群衆は暴走する 車ひっくり返したりが始まれば

ファミリー層は撤退 普通に親がうるさい家の子は来ない

そこにコロナ どうなる この先! 

というところに起こった韓国の悲劇でした

せっかくの仮装も誰が見てくれるんやという密集状態は

日本も同じ どこで起こっても不思議はなかったと思います


多分 中央の熱は下がり続けるでしょう

でも 地方への伝播は心配です 完全な警備が難しくなるから


一刻も早く 幼い子供たちの可愛い仮装にホッコリする

そんな行事に戻って欲しいと思っています

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