第4話
冒険者たちが
こうなると、学習したAIは別の
もっとも、これも
盾を構えて敵の銃撃を受け、剣突撃してきた第一次機体を銃の盾にしつつ、倒していくのだ。
『第十一部隊より要請有り!!弾薬支援!!』
事態が動いたのは突然だった。
指揮官役のシルバーランク冒険者より、拠点内のブロンズランクの冒険者への広域通信が入る。
拠点に持ち込んでいる物資を、前線にまで運ぶ補給の役割もブロンズランクの仕事になる。
『ネク!1人で悪いが向かってくれ!』
『は、はい!』
ネクが担当していた第一次機体対応に応援要員が入り、代わりにネクは戦線を離れた。
武器を
補給も3人で部隊を組んで行うのが
やむを得ない状況であるが、ネクは不安な表情を浮かべ操縦桿を握りしめる。
『補給路は一度掃討が完了している!
安全性は確保しているが、万一ドローンが来たら第十一部隊の方へ走れ、そちらの方が安全だ!』
『りょ、了解しました!行きます!』
『頼んだ、気をつけろよ!』
指揮官役に見送られ、ネクの機体が巡行モードに移行する。
ガシャン、ガシャンとマップに表示された「掃除済」のルートを頼りに前へ進んでいった。
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