世界の至る所にダンジョンが発生する世界、その対応には「配信者」が大きな役割を果たしていた。
配信者と呼ばれる者達は、配信を見ている「数」によって強さが変わる。
新人の配信者である主人公「きら星はづき」は初っ端から縛りプレイでダンジョン配信をおこなったことで話題となりあっというまに有名配信者として駆け上がっていく。
しかし、このきら星はづきという少女は、まごうことなき美少女なのだが、「陰キャ」であり、コミュ障でもあるのだ。
この陰キャ、コミュ障というキャラを魅力的に扱うには相当な技量が必要なのだが、そこは鬼才「あけちともあき」が使えば魅力溢れるキャラクターになるのである。
世界に次々と発しするダンジョンをきら星はづきが謎の動きと思考で次々と撃破していく様は痛快でひたすら笑える。
ストレスフリーな作風であるが、読者を飽きさせない手法はさすがは「あけちともあき」と言える。
未読の方はぜひ一話だけでも読んでほしい。それだけでこの作品の魅力がわかる。
ぜひ読んで欲しい作品である。