残機が減っても怖くない怖いのはエダの性能



「いえ、所持金が半分に減ります!」



「何その、どうでも良い情報は!?」




そもそもエダ、NPCだから所持金とか関係無く、何でも買えるだろうに。

森の洋館の魔王達に、凄い大金を渡して謝っていたしな。



「とにかくドラゴンの群れを撃退するぞ!」



「弱いモブ1が偉そうに〜わ、わわわー!」




チートNPCを盾にしつつ幾つか聞いてみる。



「ゲーム世界のボクのデータあるじゃん、その装備って再現出来ないのか?」



「簡単に出来ますけど、貴方には似合わないので絶対に嫌です〜わ、わひぃ!」




(やかましい!)



「武器と防具一式を再現しないと、マジ下に見るぞ!?」



「何という脅し、モブ1に下に見られたら生きていけないわ!」



黙って、早くやれ(泣)



「え〜と、覇剣、覇鬼防具一式ですか覇鬼装備はともかく覇剣は似合いませんねーちょいちょい・・っと!」



チートNPCがクルクルと指で星の紋様を描くと、淡い光がボクを祝福するように包み込む。







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