デッドドラゴン達が襲って来るからエダを盾にする


「ヨシエちゃん、何処に行ったのでしょう?」



「知らん…エダは知らないのか、仲良いだろ」



「昨日、今日会ったばかりのデッドドラゴンですよ〜何を言ってるんですかー?」



(え、何で!?)




「そこの君たち、危ないから早く逃げなさい!」



「あら、どうしたんですか?」




(いや、見れば分かるだろ!)



見知った黒いドラゴンの群れが、起動要塞を息つく暇もなく襲撃している。



「ヨシエちゃんの友達でしょうか?」



「知らんわ!!」



不意に一体の老いたドラゴンの鉤爪が襲い掛かる。

瞬時に近くに居るエダを、盾にした。


デッドドラゴンの鉤爪はボロボロになって砕け散った。

爪を破壊されたドラゴンが咆哮を上げると、他のデッドドラゴン達が襲撃を止めて集まって来る。



「マズい、囲まれた!?」


「私を盾にするからですよー!」



(てか、ドラゴンの攻撃受けて鉤爪を破壊するエダの防御性能エグいって・・)




目の前にデッドドラゴン達が怒りながら集まって来る。

口から溢れる白い炎は、先程ヨシエちゃんのドラゴンフレアで把握している。



「あ、コレ……積んだわ!」



再度エダを盾にするが、前方を守るだけで精一杯なので四方八方からのドラゴンブレスは正直言って凄くキツい!


(ゲームの世界じゃなかったら、軽く七回は死んでるな)



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