金髪碧眼の王子なんて夢のまた夢

それから三日後、それらしき場所が見えて来た。

超起動要塞というよりは、超迎撃要塞な気もするが。



「これって、どうやって入るんだ?」



「はーい、では次の検定です〜どうしたら入れるでしょうか?」



「いや、まだ最初の検定クリアしていないんだけど!?」




(無害をアピールするには、どうしたら良いのか・・旗を作って振るか?)



「ドラゴンフレア!!」



(まさかの壊して、入る!?)



「いやー、無事着きましたね〜早速ですが王子様を探しましょう!」



「きゃー、ドキドキするわ〜!」



(そして二つめの検定終わった〜!?)



「ヨシエちゃん、一応人の姿に!」



「OKだわ!!」



(人型、なれるんですねー)




『聞け!今日こそ西の森に棲む守り人を倒し、蹂躙するぞ!!諸君らの貢献に期待する!』



金髪碧眼の王子、というよりは。

暴君!?



「ヨシエちゃん、無理は言わない…今回は引き上げよう?」




と言いかけたが、ヨシエちゃんの姿はない。

何処に行ったのか。

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