デスゲームとは強制的に不特定多数の人物をステージに押し込んで、その生き様死に様を堪能するゲーム。
ところがこの作品のデスゲームは違う。
死ぬ、確実に死ぬ。誰が死ぬか分からないし、生き残る道より死ぬ道が多すぎる。
いや、終わる選択肢しかないじゃないの。
知識は攻略の武器となるが博識すぎれば囚われる。
かといって無知ではそもそも生き残れない。
徘徊する怪物は現実には見えない厄介なところが緊張感をあげにくる。
スマホが怪物の存在を掴める唯一のツールだろうとバッテリーという制限が、よせばいいのに緊張感をブーストさせてくる。
厄介なことにARの怪物をやり過ごそうと、誰もが持つ人間の感情から、内なる心に怪物が誕生するから油断ならない。
ARの怪物と人間の姿をした怪物。
本当の怪物はいったいどっちなのだろうか?