第3話 1章・転生編_003_加護
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1章・転生編_003_加護
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朝起きたら、目の前にステータスボードが出ていた。
目を覚ましたらステータスボードがあったから、思わず叫びそうになっちゃったよ。
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ランドー
人族
五歳
筋力 : 3 + 1065
器用 : 3 + 1050
俊敏 : 3 + 1050
知力 : 3 + 1050
魔力 : 3 + 1055
加護
創造神の加護 レベル一 全ステータス+5。努力次第で物質を創造できる。
軍神の加護 レベル一 腕力+10、知力+5。軍を率いる際に、指揮下にある軍全体の全ステータスを微上昇させる。
戦神の加護 レベル一 腕力+10、俊敏+5。戦闘時に腕力、器用、俊敏が小上昇。
剣神の加護 レベル一 腕力+5、器用+5、俊敏+5。努力次第で剣の扱いが一人前になる。
槍神の加護 レベル一 腕力+8、器用+5、俊敏+2。努力次第で槍の扱いが一人前になる。
弓神の加護 レベル一 腕力+3、器用+10、俊敏+2。努力次第で弓の扱いが一人前になる。
斧神の加護 レベル一 腕力+15。努力次第で斧の扱いが一人前になる。
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火神の加護 レベル一 知力+5、魔力+10。火を使う際に火力が微上昇する。
水神の加護 レベル一 知力+7、魔力+8。水を使う際に水力が微上昇する。
風神の加護 レベル一 知力+8、魔力+7。風を使う際に風力が微上昇する。
地神の加護 レベル一 知力+10、魔力+5。地を使う際に地力が微上昇する。
雷神の加護 レベル一 知力+2、魔力+13。雷を使う際に雷力が微上昇する。
金神の加護 レベル一 知力+13、魔力+2。金属を使う際に金属力が微上昇する。
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魔神の加護 レベル一 知力+2、魔力+13。努力次第で無魔法レベル一を扱える。
魔法神の加護 レベル一 知力+4、魔力+11。努力次第で四属性魔法レベル一を扱える。
技巧神の加護 レベル一 器用+13、知力+2。鍛冶、大工など何をしても器用にできるが、一流になるには人一倍の努力が必要だろう。
鍛冶神の加護 レベル一 腕力+2、器用+9、知力+2、魔力+2。努力次第で一人前の鍛冶師になれる。
大工神の加護 レベル一 腕力+3、器用+10、知力+2。努力次第で一人前の大工になれる。
石工神の加護 レベル一 腕力+4、器用+9、知力+2。努力次第で一人前の石工になれる。
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遊戯神の加護 レベル一 腕力-2、器用+12、知力+5。努力次第で一人前の遊び人になれる。ここぞという時に幸運が下りて来るかも?
商業神の加護 レベル一 器用+5、知力+10。アイテムの価値を感覚的に知ることができる。努力次第で一人前の商人になれる。
冒険神の加護 レベル一 腕力+4、器用+7、知力+4。危険を察知しやすくなる。努力次第で一人前の冒険者になれる。
豊穣神の加護 レベル一 腕力+10、器用+5。作った農作物が美味しくなる。努力次第で一人前の農夫になれる。
隠密神の加護 レベル一 器用+10、知力+5。姿やステータスを隠せる。努力次第で一人前の隠密になれる。
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「多すぎるよ!」
ステータスボードに表示されている加護を全部数えたら、三百五十もの加護があった。
加護にはそれぞれ効果があって、それぞれにステータス補正があるんだけど……これ、レベル三の加護なんか目じゃない気がするのは僕だけだろうか?
いやいや、レベル三の加護はもっと凄い補正があるかもしれないぞ。補正値+10000とか。
「とりあえず……加護は創造神の加護だけにして、あとは隠密神の加護の効果で見えなくしておこうかな」
創造神の加護以外の加護を隠せと念じるとできた。ステータスを弄るのは努力をしなくてもできるみたいだね。
でも勘のいい人だとこのくらいの隠蔽は見破るかもしれないから、いずれ隠密をしっかり使えるように努力しようかな。
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ランドー
人族
五歳
筋力 : 3 + 5
器用 : 3 + 5
俊敏 : 3 + 5
知力 : 3 + 5
魔力 : 3 + 5
加護
創造神の加護 レベル一 全ステータス+5。努力次第で物質を創造できる。
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これくらいなら問題にならないよね。加護レベル一だし。
「おはよー」
「おう、ランドー。よく眠れたか?」
父さんがニカッと笑う。
それはいいんだけど、僕とフーベルト兄さん、ジーモン兄さん、アベル兄さんの四人は倉庫で寝ているんだよ。それでよく眠れたかとか聞くよね~(笑)
農家では長男以外の男の扱いなんてこんなものらしい。
僕たちは倉庫の中二階に藁を敷き詰めて、その中に入って寝るんだよ。冬なんかめちゃくちゃ寒いんだからね。
「うん。ぐっすりだよ」
最近はそこそこ暖かいからぐっすり眠れるけど、冬なんて兄の誰かにくっついて寝ないと凍死するレベルだよ。
なんで男同士で肌を寄せ合って寝ないといけないのかと、何度思ったことか。
「そういえばランドーはそろそろ誕生日だわね?」
そう聞いて来たのは母さんだ。息子の誕生日を覚えてないなんて、なんて母親だ! とはならない。農家の八番目の子供なんてこんなものだよ。本当、扱いが雑なんだ。
「うん。今朝加護をもらったよ」
「あらそうかい。で、どんな加護だったんだい?」
「創造神の加護レベル一だったよ」
「は? 創造神?」
皆が固まった。何かおかしなこと言ったっけ?
「どうしたの?」
「いや、あんた……創造神って、そんな加護聞いたことないよ」
「そ、そうなの?」
「名主さんに相談したほうがいいかねぇ……」
母さんがそう言うと、父さんもそれがいいと頷く。
「その創造神の加護は、どんな加護なんだい? ステータスボードを見せてごらん」
今さら他の加護だったと言えない雰囲気。
このまま創造神の加護で押すしかないようだ。
「えーっと……うん」
ステータスボードを見せる。
両親は共に創造神の加護がいいのか悪いのか判断に迷っているようだ。
「レベル一だし、大したことないだろうね。あとからランドーを連れて名主さんのところに行って来るよ」
「おう、そうしてくれ」
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