新人歌い手グループ誕生?!

姫野 桃菜

第1章 歌い手グループ〜誕生編〜

私の名前は、姫野沙姫。高校1年生。

私の夢は、歌い手になって大きな目標を持って、有名になること!


深夜1時


「やっと春休み課題終わった……。」


姫野沙姫は、学校から出されている新入生課題を終わらせていた。

そして、彼女は布団の中で星ツイを見てそのまま眠った。


朝6時30分

目覚まし時計が鳴り、私は目を覚ました。

そして、部屋の窓を開けて、太陽の日差しを浴びた。

そのとき、部屋の扉が開いた。


「沙姫お嬢様、おはようございます。」

「おはよう、雛!」


私は、メイドの神楽雛が部屋に入ってきたので挨拶した。


「雛、今日は友達と遊びに行くから帰りが少し遅くなるかもしれない。」

「分かりました。楽しんで来てくださいね。」

「ありがとう、雛。」


私がお礼を言うと、部屋から出ていった。

私は、出掛ける準備をし始めた。



私は、準備が終わって執事さんに友達の家付近まで送ってくれた。


(桃菜の家は、確かここら辺だったよね?)


トコトコ


「沙姫? ……もう来てたのね。」

「そうだよ!」

「早速、行きましょうか。」

「Go!Go!」


私と桃菜は、“ホシキラ”というカフェに来た。


「ここのカフェ、大きい〜。」

「早く中に入るわよ。」

「分かった!」


私と桃菜は、“ホシキラ”の店内に入った。


「沙姫、何頼む?」

「え〜、全部美味しそう!」

「流石に全部頼む訳ないわよね。」

「大丈夫! パンケーキとメロンソーダにしようかな。」

「了解。私は、いつものにしようかな。」


私は、桃菜に質問をした。


「桃菜は、よくここのカフェに来るの?」

「ええ、そうよ。……店員さん呼びましょ。」


桃菜が座席に置いてある呼び出しボタンを押した。


ピンポン


「ご注文お決まりですか?」

「はい!」


桃菜は、店員さんに注文品を話した。


「パンケーキとメロンソーダとミルクラテアートでお願いします!」

「桃菜ちゃんは、いつものミルクラテアートだね。」

「はい!」

「桃菜ちゃんのお友達連れてきてくれて嬉しいよ!」

「いえいえ。」


桃菜と店員さんが話しているとき、私も会話に入った。


「私、桃菜のお友達の姫野沙姫です!」

「沙姫ちゃん、よろしくね。」

「はい。」

「じゃあ、2人とも少し待っててね。」

「はい!」


店員さんは、厨房に戻っていった。


「あの店員さん、かっこいいな。」

「桃菜は、あの店員さんのことが好きだから毎日来てるの?」

「毎日来てるなんて言ってない! ……ただ、毎日会いたいじゃない?好きな人に……。」

「私には、まだ分からないけど気になる人には毎日会いたいよね!」

「沙姫、千紘とかどうなの?」


桃菜がいきなり会話の展開が大きくなったことに少し驚いたけど、落ち着いて答えた。


「千紘は、ただの幼馴染だから異性として見たことないよ。」

「そっか……。沙姫には、どんな人がお似合いなんだろうね」

「そうだね。」


私と桃菜が雑談していたら、注文した品が届いた。


「パンケーキ……美味しそう!」


私は、美味しくパンケーキとメロンソーダを食べた。


桃菜は、少し大人な雰囲気を出しながら、ミルクラテアートを美味しく飲んでいた。




千紘の家


千紘は、家でまだ眠っていた。

少し経ってから、目を覚ました。


「まだ眠い……。」


俺は、私服に着替えて買い物に出かけた。



スーパー


(あ、じゃがいも半額だ! 買っちゃおうと。)


俺は、スーパーで野菜などを見ていると、俺の幼馴染の沙姫のメイドの神楽雛さんに会った。


「千紘様、こんにちは。」

「神楽さん、こんにちは!」

「お買い物ですか?」

「はい、そうです。」

「偉いですね。 ……それでは。」

「はい!」


神楽さんは、レジに向かっていった。


(最近、沙姫に会ってないな。)


俺は、家に帰ってのんびり過ごしていた。


(暇だな……。散歩でもしようかな。)






私と桃菜は、“ホシキラ”でのんびり過ごしてから家に帰ってきた。


「カフェでゆっくりしすぎちゃったね。」

「そうね。でも、楽しかったからいいよね!」

「そうだね!」

「それじゃあ、またね。沙姫。」

「またね!」


私は、桃菜と別れてから執事に連絡をした。

そのとき、私の幼馴染の川瀬千紘と会った。


「あれ、沙姫。ここら辺いるの珍しいな。」

「桃菜とカフェに行ってたんだ!」

「へぇ〜、いいじゃん。」


少し沈黙が流れた。


「ねぇ、千紘。この後、家に来ない?」

「えっ?」

「話したいことがあるの。」


(話したいこと……。もし、告白だったら、俺の心臓持たないよ。)


「いい?」

「いいよ。」

「やった〜!」


(可愛いな。)


その後、私の執事が迎えに来て、私と千紘を車に乗せて家に帰った。


姫野家


「沙姫、話って何?」

「私と一緒に歌い手やらない?」

「う、歌い手?!」

「私、歌い手グループを見てるんだけどね、どのグループも楽しそうだし、私もこんな風に応援してる人を幸せにしたいんだ!」

「いいと思うよ。」

「ほんとっ!!」

「でも、機材とかどうするの?」

「機材は、もう揃ってるよ!」

「まじっ?」

「だから、動画や歌みたの録音は私の家でやればいいのよ!」

「でも、2人だけでやるの?」

「2人じゃないよ!桃菜も誘ってるから3人だよ!」

「3人でも大変じゃない?」

「3人なら、まだなんとかなるよ!」

「沙姫に任せて見ようかな。」

「私に任せなさい!」


私と千紘が歌い手グループについて話していると部屋に雛が入ってきた。


「沙姫お嬢様、千紘様。そろそろ6時になりますよ。」

「千紘、今日泊まっていく?」

「久しぶりに今日は、泊まろうかな。」

「かしこまりました。千紘様のパジャマ用意しときますね。」

「お願いします。」


私のメイド、雛は部屋から出て行って、服が沢山ある部屋に向かった。


千紘が桃菜も呼ぼうっと言って、私は桃菜に連絡した。


『桃菜、今日私の家でパジャマパーティーしよ!』


『いいわよ。』


『部屋で待ってるね〜!』


私は、桃菜に通話で私の家に来るように誘って千紘と一緒に彼女が来るのを待っていた。





数時間後


私と千紘は、桃菜が来てからすぐに作業の説明が出来るように準備しているときに桃菜が雛に案内されて部屋にやってきた。


「おまたせ、2人とも」

「いらっしゃい、桃菜」

「急に言わないでよ……。」

「何を?」

「 “家に来て”なんて急に言わないで。」

「今日、話したかったから許して。ねぇ、許して?」


私は、桃菜に許して貰うために上目遣いで頼んだ。

桃菜は、言った。


「許すわよ……。反則すぎなのよ、沙姫の上目遣いは。」


私と桃菜が楽しく話していたら、千紘が話しかけてきた。


「2人は、ほんとに仲がいいな。」

「でしょ!!」

「仲良いのは合ってるのかもね。少しお世話係になってる気がするけど。」

「私は、お調子者じゃないよ!?」


桃菜が私をからかってきたので、否定した。

すると、千紘が言った。


「沙姫は、お調子者だよ。」


千紘が言ったあと、桃菜も返事をした。


「そうよ。」

「2人して言わないで!!」


私は、からかってくる千紘と桃菜に怒ったら、2人に笑ってきた。


「早く活動についての話そ。」

「そうね。」

「最初の動画は、自己紹介動画が良いよな……無難に。」

「そうだね!」

「まず、自己紹介で何を言いたいか考えましょ!」


桃菜が言ったあと、私が発言した。


「私は、得意なこと1つ披露したい!」

「いいな、それ。」

「私も賛成よ!」

「やった〜!!」


私たちは、自己紹介動画で得意なこと1つ披露することになった。

私は歌を歌うことが好きだから歌を披露し、桃菜はダンスを披露し、そして千紘はメンズメイクについての説明を披露することになり、撮影を開始した。


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