新生活の実感
「ん、ん?」
「あ、起きた?」
目が覚めるとそこには春香姉さんの顔があった。
「姉さん、俺」
「ナギ君詩織ちゃんのキックをもろに受けてそのまま気絶しちゃったの」
「そうか、・・・・・・って何してんの!?」
渚は飛び上がる。
それはなぜかというと。
「もう、ナギ君急に飛び起きたら危ないじゃない」
「だって、いま・・・・・・膝枕」
そう春香は渚に膝枕をしていた。
渚も思春期真っ盛りの高校生。
美少女の膝枕には憧れるが流石に実際にしてもらうと耐性がないので困惑してしまう。
「膝枕ぐらいで・・・・・・ナギ君も男の子だね」
「いや、それは・・・・・・もういいです。それより詩織は?」
「詩織ちゃんは今お風呂よ。上がるまでここで待機ね♪」
「はあ、分かりました。それと膝枕は控えてください。その・・・・・・心臓に悪いので」
「うん、善処するね♪」
「(くっ本当心臓に悪い)」
「あ、上がったわよ」
春香姉さんに揶揄われている内に詩織が風呂から上がったようだ。
「OK、じゃあお風呂いただくね〜〜」
そのまま春香姉さんはリビングからいなくなり詩織も自分の部屋に戻った。
「これで初日か・・・・・・」
これから大変だな。
でもそんな気持ちもあるがなぜかワクワクが優った。
「何なんだ、この気持ちは?」
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