渚はラノベ作家志望

「ただいま」


渚は家に帰ると自分の部屋に直行し制服から私服に着替え透からもらった紙の束を取り出し机に乗せそこに置いてあるパソコンを開く。


「さてと、気合いあれますか!」


渚はあるサイトを開いたそこには『スキヨミ』

と書かれたサイトだった。


『スキヨミ』は小説投稿サイトで自分で書いた物語を好きに掲載し人気な作品は書籍化されている。


渚も『スキヨミ』の利用者だが読む側ではなく書く側である。

渚は中学生の頃から自作の作品を投稿しており人気ランキング上位に作品が載ったこともある。


「えーと・・・ふむふむ、なるほどこの構造ならこっちの方向性で進めてみるのもありだな。でもこっちのシリーズに転用してボツにしたシナリオを起用してみるか」


渚は異世界系頭脳バトル系日常系など多種多様な系統の作品を掲載しており気分によって書く物語を変えている。

今回は前々から透に頼んでいた作中に登場する建物の構造の設計を依頼しており今はそれに合わせてどんなストーリーにできるかまたそれ以外にも他の作品に活かせないか考えていた。


「おし!方向性はあらかた決まった。下書きを始めるか」




それから渚は2時間ほど下書きをした。


「ん、ん〜今日はこんくらいでいいかこっちの公開予約も済んだし飯にするか」


それから渚は夕飯を作り晩飯をす済ませ食器を洗う前に風呂を沸かしに行き食器を洗う。

食器を洗い終わると丁度風呂が沸き終わり渚はそのまま風呂に入る。


「ふ〜〜あ〜やっぱり風呂は最高だな」


渚は風呂に浸かりながら考える。


「それにしてもこれからどうなんだろうな」


母さんの急な再婚から新しい家族に美少女姉妹との同棲普通の家庭ならまず有り得ない出来事。


「それに加え両親のしないこの状況」


こうして一人でゆっくりすることも少なくなる。

だがそれ以前に


「あの二人は何を考えて女子高生二人を男子高校生一人に預けて自分たちは出てくんだよ。もう少し危機感というもを・・・」


渚は少し呑気だと思った新婚に少し愚痴を漏らしながら風呂からあがる。


渚は部屋着に着替えベットに横たわり電気を消し眠くなるまで動画を見る。


「ふ〜先のことを考えたり母さんたちに愚痴を言っても何も変わらないな。まっそん時考えるか」


渚は動画を消してそのまま眠りにつく。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る