転入姉妹との学校探検後編
次に渚たちが向かったのは実験棟
「なんだか教室棟と変わらないわね」
「今までのところが強すぎただけでしょ」
「実験棟の独自性は外見じゃなくて内装だから」
中に入るとそこには化学、物理、生物、地学と理科系科目の実験室が勢揃いでその分野の最先端機器まで揃えられている。
ここは主に研究者や医師、薬師、物理学者、天文学者などの医学、学者系や理科の先生を目指す生徒が通い本格的な実験から大学教授からの論文発表なども行われている。
ちなみに漣先生の研究室もここにある。
次は歴史棟だ。
「なんだか博物館みたい」
「私からしたどっちかというと展覧会の会場を一つのビルにしたみたい」
歴史棟は分野問わず音楽、文学、考古学、言語学など各々の分野を個人やグループで研究する場所で他のところと併用している生徒が多い。
因みに透の彼女がここに通っている。
次はグローバル棟
「国会の本会議場みたい」
「堅苦しそう」
ここは言語、政治、経済などの分野に興味がある生徒が通い、ここでは多くの留学生が通いまた学生の頃から投資や実際に国会の議員が来て学生が本音で疑問や不満を語る。
勿論それは録画されいつでも見ることが可能である。
次は情報関連棟
「ものすごくハイテク〜」
「室内どこにでも映像投射がされてるって私ここが高校かわからなくなってきた」
情報関連棟は通信技術、音響、グラフィックにCG
など現代社会を支える技術、現代で今必要とされている技術者を目指す奴が通う。
最後はここ
「現代文化棟だ!!」
ここにきて渚が高らかと告げる。
「ここは主にアニメ、漫画、小説にファッションなど近年確立されてきたものを研究に自身で創作するなど0から1、自分の世界を持つ生徒が通う場所だよ。俺も主な授業はここだよ」
「すごい!」
「最高じゃない!」
母さんのファンなら気に入ってくれると思ってたよ。
因みにここのファッション科に通う生徒の中には母さんのファンは以外と多い。
そろそろ昼休みも終わるので教室棟へと戻る。
「二人はどこに通うかなんとなく決まったかな?」
「私は現代文化と芸術家なぁ?」
「私は現代文化と技術ね」
おー詩織さんが技術とは
「へぇー以外だな。詩織さんが技術を選ぶなんて。てっきり春香さんと一緒なのかと」
「建築には前々から興味があってね」
そんな話をしていると教室棟に着いたのでここでお別れだ。
「へー、おっと、じゃあ俺はここで」
「今日はありがとうね」
「助かったわ」
俺は二人と別れ自分の教室へと戻った。
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