第16話 依頼版って混沌だぁ!
高級服屋を出て、一旦、宿の自分の部屋にテレポートで戻る。カウンターで明日の朝5つ時の鐘の音に朝食を食べたいが大丈夫か聞くと、冒険者も同じ時間帯に起きてるので大丈夫だと言われた。
何でも、朝の5時に起きて24時間やっている冒険者ギルドで依頼が依頼版に貼り出されるのを待つ冒険者が多いのだそうだ。
冒険者ギルドが24時間やっているのも朝の5時から依頼ボードを見る為に冒険者が待機しているのも始めて聞いたぞ!
やっぱ、あの最初の受付は外れだったな!
未だ午後の鐘3つ時が鳴った所なので、未だ時間はあるのでこの町の西にある門に行き外に出る為に門番に木級のプレートを見せる。
門番は番号を控えて、言って良いぞと言うので何時までこの門は開いてますか?と聞くとこの門は通商や冒険者の為に24時間開いてるとの事だった。
そりゃ、冒険者ギルドも24時間やっているわな。
あれ?そうするともしかして商業ギルドも24時間やっているかもと思い、聞いてみるとやっているとの事だった。
一角兎を小マップで探して狩る。狩ったら首を切って血を抜くんだけど、この時に水魔法で血抜きを出来ないかと閃いて
これで小マップでの狩りが捗る!
そうして、明日の為に一角兎合計3羽を狩ったのだった。もちろん狩って血抜きをした一角兎はインベントリに入れておいた。合計約30分で終わったので門を通り商業ギルドにテレポートで向かった。
商業ギルドで契約用紙の事を聞くと、裏面に特殊な透明なインクで普通は見えないが専用の魔法で見える様になるが時間経過で見えなくなっていく偽造防止がされている普通契約用紙と魔法で契約を強制させる契約用魔紙があり普通契約用紙は本契約と予備用の2枚で銀貨1枚、強制用の契約用魔紙は同様の2枚で銀貨10枚だったので、普通用を20セット、契約用魔紙を10セットを金貨1枚と銀貨20枚で購入する。そして裏面にある偽造防止の為の魔法とそれで出てくる正式な文様を見せて貰って覚えておく。
それとは別に1ヶ月後に幌馬車が完成するのでそれを引く馬か騎獣を全て見せて欲しいと頼んだ。
馬で幌馬車を引くのに適してるのは重種馬で、その重種馬で使用に耐えられる年齢の馬はギルド管理の牧場に4匹居た。ロバやラバが合計5頭その他の騎獣の方は恐竜のトリケラトプスに似た姿のトリプルホーンが1頭。虎に似た姿のスウグ、他にも鳥に似た2本足の生き物やカタツムリの形をしたも物等色々居た。
馬は今居る中だと年を取り過ぎている物が全てで種類も少ない。
一応、2週間後に馬市が開催される予定でそこで購入しても良い。
その他の牧場から購入して預けて馬車の訓練をする事は可能らしいので、他の重種馬で評判の良い牧場の紹介状を手数料を支払って書いて貰った。牧場は朝の鐘4つ時から開いているなので機を見て行ってみようと思う。
一応、ギルドの方で新しい騎獣や重種馬の馬で若いのが入ったら教えてくれる銀貨5枚で依頼をする。
宿に帰るとカウンターの受付が大人の男の人に変わっていた。
宿に戻った事を伝え、ついでに1ヶ月分の宿泊を2ヶ月に変更出来ないか聞いてみる。すると、変更可能で宿泊料も安くなると言う。
2ヶ月なら前払いで宿泊料が合計で銀貨70枚になるというのでこれまで支払った金額を2ヶ月分の宿泊料から引き残りを支払った。
前の領収書を渡し、新たな領収書を貰った。その際に聞いたが男はこの宿の店主だと言った。
ついでなので熊の手は食べられるのかと聞くと高級料理で素材が入らないという。なので、素材があれば調理して貰えるのかを聞くと別料金で銀貨1枚かかり、明日の晩になるが可能だとの事で熊の手を2本と銀貨1枚を渡し、明日の晩に出してくれる様に言った。
部屋の鍵を見せて欲しいというので見せるとルームナンバーを確認され紙に控えられた。ついでに熊の手の事を記した紙を渡されたので、明日この紙と引き換えに料理が出てくるとの事だった。
ついでに熊の睾丸は希少で食べられるのかと聞くと、食べると聞いた事はありませんねという話だったのでインベントリから消した。
夕食になり、今日の料理は何かを
そういえば1ヶ月経つのに寄生虫殺しの異能掛けてないなと気がつき、自分に寄生虫殺しの異能を掛ける。
蟹を堪能して、明日は早いので此方の時間に合わせた目覚まし時計を掛けて寝た。
◇
目覚まし時計の音で目が覚める。目覚まし時計を止めて歯と顔を洗い背嚢を背負って部屋の鍵を閉めてから食道に降りていく。
比較的商人が多いこの宿でも冒険者がいたのか数人の姿が目に入る。
朝の朝食はパン2個とベーコンとスクランブルエッグに蟹の身のスープだった。美味しく頂いた!
宿を出て人通りの少ない横道に入りテレポートでヴィンチさんの工房に行くと工房は昨日言っていた通りに空いていた。
工房に入るとヴィンチさんが居たので挨拶をする。
「おはようございます。ヴィンチさん、約束通り来ましたよ!」
「朝の鐘6つ時よりも早かったね。それで魔道馬車の材料はそろったのかね?」
「ええ。倉庫の方に置いてありますよ」
そう言うとヴィンチさんとスタッフが倉庫に行く様に言ってきたので素直に倉庫に行く。倉庫の鍵を開けると材料は盗まれずにそこにあった。
「おお!これは素晴らしい!ちょっと待ってくれたまえ。今、そろっているか調べるから」
そう言うと、俺はもう眼中に無い様に材料を調べだした。
30分後にヴィンチさんは材料は全部揃っているし、極上の品物だと歓喜していた。
スタッフがヴィンチさんの工房の倉庫に材料を持って行くのを眺める。
手伝おうかと言ったが、希少な材料が工房の倉庫に入っているので関係者以外立ち入り禁止だそうだ。
仕方が無いので材料の搬送途中だが材料以外置いてないので材料を運び終わったら扉を閉めてくれる様に頼んで、ここで別れる事にした。
テレポートで冒険者ギルドに行き、買い取りカウンターに向かう。一角兎達はインベントリから背嚢の中にもう入っている。
買い取りカウンターで木級のプレートを見せて一角兎3匹を出すと査定してくれた。
「頸動脈にしか傷は無いし、血抜きもちゃんとされている!これは極上の品物だな!」
「ええ、苦労しましたので!」
「これなら本体の肉が3羽で銅貨65枚、毛皮が一匹12銅貨で36銅貨、角が1本20銅貨で60銅貨これの合計が銀貨1枚と銅貨65枚だ。
ここから解体料銅貨9枚を引かせて貰うと合計で銀貨1枚と銅貨56枚だ。これでどうだい?」
一角兎を視た所、状態が極上で値段が少々安い様だが掲示板よりも高かったので了承する。
「それでお願いします。常設の依頼達成は如何すれば良いですか?」
「一角兎3羽の肉だったよな。坊主は木級だったからこの木のプレートを持って受付に行けば手続きして貰えるよ!」
ありがとうと声を掛けて木のプレートを貰い受付に行き、依頼達成の鉄好きをして貰った。
これで冒険者ギルドには用はないのだが、掲示板に紙が貼り出されている所だったので行ってみる。
ざっと流し読みをすると今まで貼られたのは護衛や時間がかかる物ばかりだった。
何故か冒険者が大人しく掲示板の前で待っている。職員が最後の依頼を貼り終えた後、急いで逃げていった。
その途端、掲示板前は混乱の
その手を撥ね除けたりしながら依頼書を誰もが取ろうとしている。
俺はその混乱から逃れて退避した。
掲示板の争奪戦も落ち着き始めたので再度見に行く。常設依頼を中心に見てみると一つ気になる依頼を見つけた。
『極楽鳥 1匹金貨1枚~
血抜きがされていて状態の良い物程高く買い取ります
級問わず 』
この極楽鳥は滅多に捕れない鳥だ。
味はその名のごとく極楽に行く様な程で雄の羽根も物凄く綺麗だという。
見かけるのは1日に何度か見かけるぐらいにはいる。
何故、味は極楽でもこんなに高いのかというと、極楽鳥の警戒心や感が鋭くて1ヶ月に一度持ち込まれれば運の良い程だと言われて居るぐらいだ。
一角兎ではなく此方を狙ってみる方が良いのかもしれない。
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