02 紫の柱 浸食大陸
これは毒ではありません
あなたを蝕むものではありません
真実なんていくらでも偽れる
気が付いた時はもうすでに手遅れ
私達は浸食された
毒がなければならないのです
すでに依存してしまっているのです
理解した時には手遅れだったのです
毒の奪い合いが起きました
紫の柱は私達の世界の象徴
毒にまみれた この大陸の
すでに意識まで浸食されています
もう手遅れなほど心が侵されています
誰もきっと助からないでしょう
それでもまだ 毒を遠ざけるという
無駄な行為をする必要があるのですか
誰も苦痛を選びたくない
誰も幸福でいたいから
誰も遠い未来のことなど考えられない
誰も今の事しか分からない
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます