あとで正式なタイトル付ける02

「ちょっと斥候スカウト行ってくるわ。あ、リクルート(人員確保)の方じゃないよ。」

と、※14某有名吹奏楽部を見るんだー。と買っておいたオペラグラスを持ってうろうろとしに行った。(見ると言っていた割にはで当日券が無いと後悔してたのはアフォだと思う。うつらんようにアフォガード食べとこ。

異世界だからそんな食べ物ないか。


少し前のことになるが、異世界転移(転生)してからすぐの里山?から離れ、程よく人跡から離れた場所へと移り住んでいた。

当然のことながら、移動中に電柱や鉄塔のようないわゆる現代文明の産物は目にすることがなかった。

しばらくして、「ここを良き地とする。」

と勝手に聖書に出てきそうな宣言したと思ってたら、タープとブルーシートでベースキャンプ作ってた。ほんま兄は兄。

ちなみにさっき出かけるときは合羽に泥と草をつけて即席ギリースーツにしてた。

わが兄ながらアレなんなん?


今日も今日とて野外活動。

晴天の日が多くてスマホにソーラー充電する分には困らないのがちょっとうれしい。



「ふわぁ、あふ…。」

穏やかな春っぽい気候の中、現代日本では感じられなかった心地よさを味わっていると突然、兄から連絡が飛んできた。SMSは機能しているとのことだったが…。


「逃げろ。やば」


逃げろと言っても、どこにどうやって??

燃料の心配もあるのに?

ひとまず、目立つものをあらかた片づけた後でまた連絡が入った。


「言葉は通じるからなんとかする。1週間捕まらないでくれ。」


とは言っても、喫緊の課題として、さっき水汲みに行ったときに出会ったこの娘はどうすれば良いんですかね??




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