第25話 超人兵2000の選別
「うわぁ!無茶苦茶多い!」
カンミは兵達を整列させて待たせていました。
その人数が予想外に多かった事に驚きました。
「ミラノって辺境伯爵、この兵士達何と戦わせる為に集めたんだろ?」
「バンパイアと戦える気だったようです」
整列した5000人の兵士達を見て、うんざりしながらの会話です。
「「お母様こちらにいらっしゃったのですね」」
サテラとフラネやっと食べ終わったのか、満足したようです。
「二人も手伝いなさい、遣り方を教えます」
「「はい、お母様」」
「眺めて居ても数は減らん、始めますか」
一人ずつ精神支配して本音を聞き出す、単純にミラノに忠誠心が有ったか無かったかで選別しました。
ミラノに忠誠心の欠片も無かった兵士3500人選出、不適合の1500人は過剰エナジードレインで殺戮します。
サテラとフラネが嬉しそうに殺戮してました。
兵士達バンパイアじゃ無いので消滅しない、失敗です…兵士1500人を操りゴミ掃除させました。
その間バンパイアを倒せる力を授かったら、何を考えどう行動するか聞き取り調査、意外に時間が掛かる作業でした。
3500の内慎重に選別した結果2000人も適応者が居ました。
1500人も悪くは無かったけど、能力を私的に使いそうな者は除外しました。
バンパイアから隠れる様に暮らして来た人間とすれば、自分が有利になる為には手段を選ばないのは当たり前でしょうが、僕の配下には必要無いと切り捨てです。
殺しはしません、2000人の超人兵達の世話係りにします。
「ビオラ急ぐ必要は無いから、気楽に超人化やって疲れたら止めて良いよ」
精力的に取り込んでいたビオラだったけど、半分の1000人程で気力が尽きたようです。
1500人の世話係りに食事準備させ、兵達も休ませる指示をだし、残りは明日にする事にしました。
城内の厨房に行ったけど、精根尽きて倒れ込んだ料理人達が少し可哀想で、厨房に残ってた料理で簡単に夕食を済ませ、ビオラを休ませる事にしました。
洗脳とは言え動きは普通で、メイド達のベッドメイクは完璧に出来ていました、が、あの脂身が寝てたベッドは嫌!主寝室は閉鎖です。
眠れない僕にこのベッドは駄目だ、ふにょふにょして落ち着かん、もっと硬めのマットじゃないと……針で指先刺した所までは記憶してますが、その後の事は何も覚えて居ません。
ついに夜眠る事が出来ました。
でも目覚めは最悪でした、血を見て卒倒睡眠は封印した方が良さそうです。
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