第24話 ミラノ城制覇
「主寝室はこっち」
ビオラは何で分かるのだろう?
僕は方向音痴だったのか?
本当僕は役立たずだな。
落ち込んでいる内にミラノが眠る主寝室に着いたようです。
⦅うわぁ!肥満体っぽいブヨブヨ中年オヤジが天蓋付のベッドで寝てる!気持ち悪うぅ⦆
「こんな脂身カンミやビオラに触らせたく無い!」
僕だってバッチいの触りたく無いけどエイヤァ!気合いだ!腕を掴んでテラスまで引きずって行きました。
「……ん?貴様何者!儂をミラノへん…」
「そうだね!ミラノは変だ!」
皆まで言わせずテラスから放り出しました。
汚い絶叫が、小さなズシンって音で止まり静寂が戻りました。
「ゴミ掃除終了っと…家族構成喋らせてから処理すれば良かった…かな?」
「それは兵達から聞き出して居ます」
「カンミは手抜かり無いね」
「当然で御座います、私はアラン様の筆頭従者ですから」
「それで、家族は?」
「妻二人、愛人三人」
「ん?子供は?」
「居りません、好色でしたが種無しカボチャだったようです」
「種無しカボチャ?」
「無精子症です」
「あぁ気持ち良い夢見て出るの」
「それは夢精…アラン様わざとらしいボケはお止め下さい!」
脂身気持ち悪かったから、ちょっと明るい雰囲気にしたかっただけだよ……「愛人達はどうしてる?」
「そこそこ綺麗でしたが、血が不味そう…不要なので処分しました」
「ん?ふ~ん…静かだね、使用人はどうしてる?」
「アラン様、全て洗脳操り処理しました」
「洗脳したのか…使えそうな者居なかったって事?」
「アラン城運営に、使用人は必要ですから処分しませんでした。
サテラとフラネが見当たりませんが、何をさせています?」
「厨房で
「教える暇が無くて失敗しました、効率の悪い人の消化吸収とエンペラーバンパイアのエナジー吸収は、同じ飲食でも別物」
「ビオラ分かる?」
「はい、その内自然に慣れて来ます、でも食事量は人の時の倍ほどになります」
そう、なんだ、知らなかったの僕だけみたい。
最近落ち込む事が多過ぎだね。
「え?カンミ?どこに向かってるの?」
無意識に着いて行ってるが、城を出てしまいました。
「兵舎です、操り状態にしてる兵達の判定をアラン様にしてもらおうと思いまして、ご面倒ですがアラン様の配下にするためです」
「使えそうなのをビオラが超人にかえる?」
「はい!アラン様の指示待ちです!」
「うわぁ!凄い!多いね」
練兵場に兵達が、ズラリ整列して居ました。
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