第18話 ミスダ騎士爵一族殲滅
情けない事に流血を僕が見ない様にと、ビオラに抱き締められて居る内に50人の処理が終わっていました。
僕は柔らかくて良い匂いに包まれ、ドキドキしているだけでした。
「警護隊長と50人の警護隊の剣を回収して!良さそうな剣を装備して宮殿に攻め込むぞ!!」
気を取り直し言ってみます。
一番造りの良い剣をコムラが僕に持って来ました。
「僕にはこの剣がある、コムラが一番良い剣を持て!ムト達も使いやすそうな剣を選んで装備して!」
見るとフデバアにスエバアまで
カンミに剣の扱い方習ってたから、自分の脚を斬るような事無いと思うけど…「似合って無いよ」
有り難い事に、僕が血を見る事が無いよう瞬時に死体を海に放り投げ処理してくれました。
勿論、鎧と
「荷物また増えたね、海まで5~60㍍は有るのに皆遠投が凄いな」
我ながら呑気な感想と思いながら、超人になった皆の凄さに見とれていました。
門から中央通りを進むと突き当たりにミスダ騎士爵邸が建って居ます。
「騎士爵ごときには
「中のゴミをお掃除して、アラン様のお屋敷にしましょ」
「アラン様にこそ相応しいお屋敷です」
「儂達年寄りも住んで良いのか?」
「モンジイそれは厚かましいよ」
「厚かましい!ウチもそう思う」
「屋敷占拠したら皆で住もう」
「「「アラン様!がぜん遣る気になりました!」」」
ジジババ隊が駆けて行きました。
先頭のコムラを抜いて、勢い付けて屋敷の鉄門扉を蹴り開け飛び込んで行ってる。
ガチャガチャ物音に悲鳴が混じる、皆も遅れて駆け込みました。
ジジババ隊は殺戮で無く、殴って昏倒させて行ってるみたい。
「遣る気になったジジババは凄いな!」
僕達は昏倒してる人達を大広間に纏めているだけ、騒音も悲鳴も聞こえなくなり制圧が終ったようです。
モンジイとフデバアにスエバアが、各自2人ずつ6人の男女を担いで来てる。
「モンジイ?それは誰?」
「領主家族じゃと思う」
手加減して殴ったようで、モンジイが担いでる中年期男女が気付いて。
「狼藉者!!お前達儂をミスダ騎士爵と知っての暴挙か!!」
「はい、知ってます。この立派な宮殿騎士爵風情には勿体無いので僕が頂く事にしました。ではさようなら!モンジイ捻って」
モンジイは無造作にミスダの首をへし折りました。
「キャァ~~バタリ」
正気に戻ったのに、オバサンまた寝てしまいました。
「「貴様!父上を良くも!!」」
「スエバア捻って」
長男と次男?小太りソドムに似てる、兄貴だったのか?どうでも良い遺体になってる。
「「兄様!」」
不細工一族と思えない、見目の良い2人の娘どうしよう。
⦅カンミ、血を飲む?⦆
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