第十話、はい?
国王から
その道中、僕はカルロに
「カルロ、本当に
「……何がだ?」
「王女様、たぶんこれからも
「……ああ、そうだな」
カルロは
あくまで、
「あんな話を
「……分からねえよ、そんな事」
やはり、カルロは
女神の加護を受けた
カルロとしては、どうすれば良いのか分からないのが
……だけど。
「それでも、きっと決断するのはカルロの役目にゃ。カルロの
「……ダム」
「カルロ、こんな僕だけどカルロの役に立ちたいと思っているにゃ。命を
そう言った僕に、カルロは苦笑混じりに
どうやら、幾分か気がまぎれたらしい。まあ、本音だけども。
「筈って、
「僕だって、別に
「ああ、そうかよ」
結局、カルロは僕の問いに
そんなカルロの横顔を見て、僕は僅かに
……そうして、しばらく歩いてゆきやがてカルロの家が見えてきた。家の前にはカルロの妹、ミーナが
だけど、何処か様子がおかしい気がする?何処か、
そんなミーナに、カルロは
「ただいま、ミーナ」
「に、
「「……はい?」」
思わず、僕とカルロの声がハモった
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